竹林亭白房

三代目権太楼「へっつい幽霊」@東京落語会★落語

□本日落語三席。
◆三代目柳家権太楼「へっつい幽霊」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京小平市ルネこだいら大ホール、令和5(2023)年9月1日(「東京落語会」※ルネこだいら開館30周年記念)。
権太楼の「へっつい幽霊」を聞いたのは、記録に残っている限りで言えば今日が三回め。その記録上の初回は「TBS落語研究会」である。公演情報は、東京三宅坂国立劇場小劇場、平成27(2015)年5月29日(第563回「TBS落語研究会」)。

当時の鑑演メモによると、「遊び人の熊公が、道具屋夫婦の相談を聞きつけるというのが、長屋の共同水汲み場で顔を洗っているときだった。これは、本来なら(というか上方なら)、長屋の厠で用をたしているときである」とある。

以前、どうやら権太楼は熊公が、道具屋の話を聞きつける場所を従来型とかえて演っていたようだ。しかし、今日聞いたものは、長屋の共同便所として演っていた。この転換は何だったのだろう。
または、「TBS落語研究会」のときだけかえたのか、それとも、今日の「東京落語会」でだけかえたのか、興味深い。
ちなみに、もう一席聞いたのは、2020年の「博多天神落語まつり」だが、このときはどちらで演ったかのメモを書きとめていない。ぜひ、またもう一度聞いて確かめてみたいものである。

なお、「目が生き生きしている幽霊」という独自のクスグリは今回も入れていた。これは、後進にも伝わっていくとよいと思う。

◆笑福亭智六「相撲場風景」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月5日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」予選初日)。

◆桂三四郎「かずとも」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月6日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」予選第二日)。
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