竹林亭白房

角川『俳句』2020年5月号★俳句

本日は月刊角川『俳句』発売日。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

○ギター手に循環コード日脚伸ぶ
(月刊角川『俳句』2020年5月号「令和俳壇」※雑詠/佳作/小林貴子選)。

これは「循環コード」という言葉を詠んでみたくて、それにあう季語をさがしたというやり口であった。

自分の場合は、仕事柄と言ってよいのかどうかだが、見る(観る)ことよりも、まず言葉といった入りかたが多い。これが失敗すると、所謂「頭で創っている」ということになるのだが、さて、これは佳作としてとっていただいたから、失敗と言えるほどではなかったのか、それとも、佳作どまりの作だったから、やはり失敗だったのか、なかなか判断になやましいものがある。

□本日落語二席。
◆立川ぜん馬「操競女学校~お里の伝~」(寄席チャンネル)。
国立演芸場、平成28(2016)4月29日(「立川ぜん馬独演会」)。
これは聞いたことがない。ぜん馬がマクラに曰く「原作は頼山陽で、落語にまとめあげたのはかの三遊亭圓朝」とのこと。人情噺と言うべきか。仇討ちものの噺である。

あらためて、川戸貞吉『落語大百科』を繙くに、さすが川戸氏である。その項目があった。そして、演り手としてあがった名は、想像できたが、六代目三遊亭圓生であった。ぜん馬も圓生の高座でこれを聞いただろうか。
ちなみに、『増補 落語事典』にはこの項目なし。

◆春風亭昇也「ん廻し」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン1』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、平成30(2018)年10月27日OA。
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