□本日落語一席。
◆桂福丸「楠の泣き男」(寄席チャンネル『上方百景』)。
門戸寄席J:SPACE、令和4(2022)年9月10日(門戸厄神門戸寄席「Yo-Say!プロジェクト2022 シン・フクマル9月公演」)。
楠は楠木正成のこと。固有名詞が出てくるからには、講談ネタだとわかった。落語のなかにはいくつもの講談ネタがあるけれど、この噺は聴いたことがない。福丸があらたに見出したものか。それとも、先人がいるのだろうか。
楠木正成が一芸の秀でた者として人材を募った際、人を泣かせるのが特技だと言ったという杉本村の百姓の佐兵衛を物語った噺である。
ネット上で確認できた、講談の梗概を確認したが、今回福丸で聴いたものと若干の異同があった。これは、福丸が落語として再構成するにあたって改変したものだろうか(または他の落語家が?)。
佐兵衛と、泣かされまいとする正成の家来八尾の兼好坊とのやりとりが噺のメインとなっていて、人物描写の起伏に富んでいておもしろいネタだ。もっと落語として広まってもよいのではと思われた。
◆桂福丸「楠の泣き男」(寄席チャンネル『上方百景』)。
門戸寄席J:SPACE、令和4(2022)年9月10日(門戸厄神門戸寄席「Yo-Say!プロジェクト2022 シン・フクマル9月公演」)。
楠は楠木正成のこと。固有名詞が出てくるからには、講談ネタだとわかった。落語のなかにはいくつもの講談ネタがあるけれど、この噺は聴いたことがない。福丸があらたに見出したものか。それとも、先人がいるのだろうか。
楠木正成が一芸の秀でた者として人材を募った際、人を泣かせるのが特技だと言ったという杉本村の百姓の佐兵衛を物語った噺である。
ネット上で確認できた、講談の梗概を確認したが、今回福丸で聴いたものと若干の異同があった。これは、福丸が落語として再構成するにあたって改変したものだろうか(または他の落語家が?)。
佐兵衛と、泣かされまいとする正成の家来八尾の兼好坊とのやりとりが噺のメインとなっていて、人物描写の起伏に富んでいておもしろいネタだ。もっと落語として広まってもよいのではと思われた。