竹林亭白房

遊子「電話の遊び」★落語

□本日落語二席。
◆橘家文吾「悋気の火の玉」(BSフジサタデープレミアム第四回『Zabu-1グランプリ2023』※Bブロック)。
渋谷DR.JEEKAHN'S、令和5(2023)年1月13日収録(2月4日OA)。

◆三遊亭遊子「電話の遊び」(BSフジサタデープレミアム第四回『Zabu-1グランプリ2023』※Bブロック)。
渋谷DR.JEEKAHN'S、令和5(2023)年1月13日収録(2月4日OA)。
これは珍しい。テロップに「電話の遊び」と出ていたが、「電話の散財」(または「話中」)と言われている落語だ。二代目林家染丸が作ったとされている。正確に言えば、明治時代に曽呂利新左衛門が作って、その後二代目染丸が完成させたと、『増補 落語事典』にある。つまり上方落語だ。
自分も、十六年前にABCラジオ『米朝よもやま噺』でかかった、二代目染丸のSPレコードの音源を聞いたことがある。

『増補 落語事典』には「現在では電話室など備えた家など見られなくなり、混線して話中ということもなくなったので、ほとんどやり手がない」と書かれているが、実は林家花丸がしばしば掛けていて、自分も過去に三席聞いている。ただ、他の落語家では聞いたことがない。

やはり『増補 落語事典』では、東京だと、五代目三遊亭圓生が演ったとも書かれている。しかし、今回聞いた東京の落語家である三遊亭遊子がこの五代目圓生の流から継承したとはちょっと考えにくいような気もする。さて、誰に習ったものだか、ちょっと興味深い。
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