角川『短歌』2024年6月号★短歌

本日月刊角川『短歌』発売日。「角川歌壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◆短歌◆
☆公園のベンチに着けば旧友のような顔して鳩が近づく
(第566回「角川歌壇」/月刊角川『短歌』2024年6月号/特選！:梶原さい子選/秀逸:時田則雄選)。

半リタイア生活に入ってから、毎朝の日課は近所の公園へ行って紙パック酒を飲みながら新聞を読むことであります。
公園の立看には、「近隣住人の迷惑になるので、鳩にエサをやらないでください」と書いてあるのに、誰彼となく鳩に何かを食わせている光景を見かけます。だから、鳩は人の姿を見ると、エサがもらえると思い寄ってくる習性がある。

で、オレはエサをけっしてやらないので、鳩はみながっかりしたような様子で、去って行きますが、寄ってくるときはまるで旧知の間柄であるかのようです。

□本日落語一席。
◆古今亭雛菊「一目上り」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年4月4日収録※2024年5月25日OA。