□本日落語一席。
◆古今亭志ん陽「化物使い」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、平成30(2018)年7月23日(第601回「TBS落語研究会」)。
「化物使い」は、文字どおり、化物をこき使うというところが噺の眼目である。今回、志ん陽は、その化物が出てくるまでの、人間の召使(主として杢助)が登場しているところに半分くらいの時間(マクラを含む)を割いていた。
ここまで、前半のプロットに時間を費やす型は、ちょっとめずらしいようにも思った。この落語は、出自があまりはっきりしないようだが、どうも東京種であるようだ。もし、これが上方種だったら、今回志ん陽が演ったような二場面構成を特徴とするという、上方落語の傾向にあうのだが。
はたして、志ん陽は、この型を誰かからの継承として演っているものか、何かの速記などを参考にしたものか、興味深いところである。
◆古今亭志ん陽「化物使い」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、平成30(2018)年7月23日(第601回「TBS落語研究会」)。
「化物使い」は、文字どおり、化物をこき使うというところが噺の眼目である。今回、志ん陽は、その化物が出てくるまでの、人間の召使(主として杢助)が登場しているところに半分くらいの時間(マクラを含む)を割いていた。
ここまで、前半のプロットに時間を費やす型は、ちょっとめずらしいようにも思った。この落語は、出自があまりはっきりしないようだが、どうも東京種であるようだ。もし、これが上方種だったら、今回志ん陽が演ったような二場面構成を特徴とするという、上方落語の傾向にあうのだが。
はたして、志ん陽は、この型を誰かからの継承として演っているものか、何かの速記などを参考にしたものか、興味深いところである。