竹林亭白房

かしめ「鈴ヶ森」★落語

□本日落語四席。
◆入船亭扇遊「たらちめ」(NHK総合『桂文枝の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年4月28日OA。

◆春風亭だいえい「狸の鯉」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年4月4日収録※2024年4月27日OA。

◆立川かしめ「鈴ヶ森」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年4月4日収録※2024年4月27日OA。
随所にオリジナル要素を折り込んだ「鈴ヶ森」だった。特筆するべきところは、最後の鈴ヶ森での道行人との遭遇である。追剥の子分が声をかけた道行人は、岡っ引きだったという展開。岡っ引きと言えば、奉行所の犬だということで、あらかじめ舅(犬の符牒)に食わせるために持ってきていた握り飯をぶつけるというところがおかしい。

また、ドスで抵抗しようとする追剥に、岡っ引きが「てめえの首を引っこ抜くぞ」と言うと、追剥が「引っこ抜くなら、お尻の筍を」でという、これまたオリジナルの落げを使っていた。
藪で筍が褌をつけていなかった子分の尻に刺さってしまうというのは、「鈴ヶ森」での通常型にあるが、かしめは親分のほうも褌をつけていなかったということにしていた。

さて、かしめは初めて聴いた。師匠は立川こしらだとのこと。あれ?こしらに弟子がいたのかということは、すでにこしらが真打だったのかというのを知らずにいた。まったく不勉強だったが、すでに2012年に真打になっていたようだ。そして、このかしめも2025年1月に真打となるらしい。落語立川流は繁栄しているのだと知る。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2908回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年4月28日OA。
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