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えんじゃけん

こびとづかんの世界

今日は「こびとづかんの世界」へ行ってきました。
場所は川崎市市民ミュージアムです。
 
 
 
かなり大きな建物でした。
1Fホールで丁度イベントが行われていました。
人形劇でした。
たくさんの子どもが階段に座ってみていました。
それを横目に私は「こびとづかんの世界」へ。
会場は2Fにありました。
 
こびとずかんのチケットを買うと、その時行っていた妖怪ヒト展という展覧会も一緒に見られるというお得な感じでした。
妖怪ヒト展だけ見ると200円かかってしまうのですが、こびとづかんの600円で両方観られます。
 

2006年の刊行以来、多くの人びとを惹きつけている、なばたとしたか(1977~)の「こびとづかん」シリーズ。一度見ると忘れることのできない強烈な印象を与えるこの作品に人びとが興味と感心を持ち続ける理由は、読む者がコビトの実在する世界にいつの間にか入り込んでしまうから。

日常でふと感じる不思議な気配やできごとの正体としてコビトを描くことで、なばたは個性的ながら私たちに親しみやすい作品を生み出してきました。

本展では、「こびとづかん」シリーズの原画やスケッチ、なばた自身が制作したフィギュアなどを展示。書籍では感じきれない力強さと緻密さを伝えます。同時に、「こびとづかん」以外の絵本作品や、なばたが過去に描いてきたタブロー作品など200点以上を紹介し、その独特な世界にせまります。

(川崎市市民ミュージアムHPより)


 
基本、会場内は撮影禁止でしたが、何か所か撮影できる場所がありました。
主にパネルと一緒にという感じでした。
ああ、これ、穴に顔いれて撮影したら楽しそう!
一人なのでもちろんしてません。
こういう時、係の人にお願いするといいのかも知れませんね。
結構な率で係の人が巡回していたように思います。
お客自体は、そんな多くなく、見やすかったです。
 
会場には、こびとずかんの絵本の原画がストーリー順に展示されていました。
絵の下にその絵本の文章も一緒に展示されていました。
初めて、ちゃんとこびとずかんの本を読んだかも知れません。
 
あとは、立体作品もありました。
写真が撮れないのが残念ですが、かなりの数のこびとが飾られていました。
また、こびとづかんを描く前の絵も展示されてあり、これは初めて見たので貴重でした。
こびとづかんが誕生し売れるまでは結構悩んでいたようです。
そして、さいごの部屋には塗り絵ができたり、本が読めたりするコーナーがあったのですが、
そこにスタンプラリーの冊子がおかれています。

 
これはしたい!ということでしました。
このスタンプラリーをすると、ざっとこの川崎市市民ミュージアムを見て回れるようになっています。
まずは、妖怪ヒト展に向かいました。
スタンプをする棚が設置されていてわかりやすくなっています。

「妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ」
妖怪は、古代から科学では説明できない現象を引き起こし、人々に恐れられてきた存在です。不可思議な現象だけでなく異形の存在もまた、妖怪になぞらえて伝えられています。長らく人智を超えた存在として認識されてきた妖怪ですが、江戸時代以降は、鳥山石燕とりやませきえんによる『画図百鬼夜行』に代表される出版物を通して、時にユーモラスな存在として人々に親しまれてきました。一方で、近代を迎え科学技術が発達すると、妖怪のような目に見えない存在よりも、人間そのものによって生みだされる欲望や恐怖が浮き彫りになっていきます。明治時代には、日清戦争・日露戦争という二度の対外戦争によって、人間による所業の恐ろしさが強調されていきました。
本展では、近世から近代にかけて人々が抱いた恐怖や畏怖の対象が、妖怪から人間――ファンタジー<異界>からリアル<現実>になっていく様子を、「妖怪」と「ヒト」の境界線に注目し、市民ミュージアムの多様な収蔵品約100点から辿ります。
(川崎市市民ミュージアムHPより)

全部がそろうと、1Fの受付に持って行きます。
すると、ごほうびのスタンプを押してもらえます。↓
大人一人で行ったのでちょっと恥ずかしい思いもあったのですが、
勇気を出して渡すと、「全部集めるの大変だったでしょ?」と笑顔でスタンプを押してくれました。
 

1Fには物販コーナーもあり、たくさんのこびとグッズが扱われていました。
何にしようか迷いながら、私はマグネットを買うことにしました。↓

カクレモモジリが見つかってから10周年と書いてありますが、
調べてみると、10周年は2018年だったようです。
ちなみにこびとづかんが発売されてからの10周年は2016年だそうです。
 
野外には川崎市で以前使われていた、炉がおかれてありました。
産業遺産だそうです。

トーマス転炉

昭和12年にNKK(日本鋼管)に導入され、日本の鉄鋼業界に貢献した貴重な産業遺産です。このトーマス転炉は、イギリス人シドニー・G・トーマスによって発明された燐を含む鉄鉱石の利用を目的とした製鋼炉です。NKKでは、昭和12年にトーマス転炉を導入し、翌年から昭和32年まで京浜製鉄所に設置し、稼動させていました。設置当時、日本満州事変などによる景気の好転を背景に、鉄鋼の国産化推進が強く求められていました。NKKの今泉嘉一郎は、輸入スクラップに依存しない鋼の高能率製造法としてこの転炉に着目し、ドイツで普及していた転炉を、我国で唯一導入したのです。これにより、NKKは、民間鉄鋼業界では初めての銑鉄一貫体制を実現させました。このようにトーマス転炉は、日本の鉄鋼業界の発展に大きく貢献し、世界屈指の鉄鋼生産国に日本を成長させる基礎をつくったのです。それと同時に、この転炉は京浜工業地帯発展史の上でも象徴的な産業遺産と言えます。トーマス転炉(NKK:日本鋼管株式会社寄贈)の形状は、外径は4.2m、高さは約7.6m、重量は約60トンです。

(川崎市HPより

館内にはひょっこりひょうたん島の人形も飾られていました。
 
「コレクション展 田名網敬一の楽園 空中回廊」という展覧会が行われていて、
こちらは無料で見られるようになっていました。
 
そして、川崎市といえば、岡本太郎の出身地でもあるんですが、
こんなに無造作に岡本太郎の椅子がたくさん並べられていました。
なんという贅沢!
 
思った以上に大きくて充実したミュージアムでした。
また、何か展覧会で面白いものをしている時にはきたいなと思いました。


 
 
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