えんじゃけん

「音訳」という読み

「音訳」って言葉を知っていますか?

音訳とは、主に視覚障害者を対象をした朗読のことをさし、
また、視覚情報を聴覚情報(音声情報)にして伝えることを
さすらしいです。

今日はその音訳について勉強をしてきました。
視覚障害者といえば、まずは点字を思い出すかもしれませんね。
視覚障害者で点字の読み書きできる人は視覚障害者全体の
何パーセントか予想がつきますか?

私もこれにはびっくりしたんですけど、全体の10パーセント程度
しかいないんだそうです。
そして、生まれつき視覚障害がある人はほんのわずからしく、
ほとんどが生後に見えなくなる人なんだそうです。
40歳を過ぎると、もう点字を覚えることは困難らしく、
だから40以降に目が見えなくなった人は音訳に頼るというわけです。

それで、視覚障害者にも分かりやすい文章の読み方(音訳)を
さわりだけですが今日やってきましたが、・・・・難しかったです。
普段、あんまし意識をしていない声の高低の付けかたなど
勉強してきました。

基本は文頭を高く言って、文末に近づくにつれて低くしていくこと
なんだそうです。(あるいは意味のまとまりごとに)
そうすると、文章の意味がすんなりと聞いている人の頭に入ってくるんだそうです。
音の高低の幅がどれくらいもてるかがポイントらしいです。
あとは、文のまとまりや意味を理解して読むこと。
間のとりかた、スピード、息などにも注意をして読んでいきます。

また、図や絵などを伝えるときの伝え方の順序なども勉強しました。
視覚障害者は全体像が分からないので、まずは全体像を簡単に
一番に伝えて、次に重要と思われる部分を順に細部も伝えていくと
いうものでした。その伝え方も形と色は別々に伝えるなどの
工夫も教わりました。

これらって、別に音訳といった特別の場面だけでなく、日常にも
使えることだなぁと思ったんです。
聞いていて聞き苦しい人の話し方っていうのは、文頭の音が低いからだと
いうことや、ピコピコ途中で同じように音が上がってしまっていることや。
何かを説明するときにはまず全体像を伝えることの大切さや。

勉強になったなぁと思ったのでした。
この講師をしてくださった方は神奈川県でボランティアとして、
音訳をされているらしいです。
ボランティアといってもオーディションがあり、そして、さらに、
それに合格したあとは一年の研修が待っているんだそうです。
それくらい、話す技術のいる仕事なんですよね。

それでふと思ったんですけど、音痴の人は自分が高い声だか低い声だか
よく分からないのではないかなぁと思ったのですが。
・・・・という私はどっちかっていうと(はっきりいって?)音痴。
だから、ちょっと(かなり)高低をつけて読むのは難しかったです。
プレッシャーのあまり、読むのつまってるし。(問題外!)

でも、できる範囲で普段、ちょっと声の高低さを意識しようかなぁと思いました。
ちなみに強調したい部分は、高→低の自然の流れをその強調したい部分で
流れを変えると、不自然な流れになるので、それで強調できるとのことです。
と、簡単に言われても、実際は難しかったです。
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