福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

シューベルトの「グレート」聴き比べ-(2)

2015年06月14日 20時19分04秒 | 音楽、聴き比べ
2015年6月14日日曜日、終日曇り空。午後8時15分現在時外気温23℃湿度88%、北の風2m/s。

シューベルト作品「交響曲第9番・グレート」の演奏は数が多いので、数回に分けて聴き比べをしてみたい。現在、ベーム指揮盤の聴き比べもしているので、便宜上タイトルを聴き比べ(2)としている。
今回は、ヴァントとガーディナーの聴き比べである。いずれもライブ・レコーディングとあるが。

Schubert: Symphony #9

Günter Wand: Berlin Philharmonic Orchestra
シューベルト作曲
● 交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
● 交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
 指揮:ギュンター・ヴァント
 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1995年3月28,29日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 原盤:RCA
以下、HMV評を参照したい《ヴァント最晩年の充実を告げた、ベルリン・フィルとの初録音。
ドイツの巨匠ギュンター・ヴァントが晩年に世界的なブレイクを果たす契機となったベルリン・フィルとの初録音。もともとカルロス・クライバーが指揮する予定でしたが、クライバーがキャンセルしたため、ヴァントが代役として15年ぶりにベルリン・フィルの指揮台に上ったといういわく付きのコンサートでした。「栄光のフルトヴェングラー時代を思い起こさせる」と評されたベルリン・フィルの表情豊かなサウンドと、精緻かつ深みのあるヴァントの表現。生まれる音楽の濃密さは比類がありません》とありますね。ヴァント初のベルリン・フィルとの演奏会のようで、最後は盛大な拍手で締められている。ヴァントの指揮では特に第4楽章の終わり3分ぐらいから、ひたすら目前のゴールを目指す、マラソンランナーのような戦う姿が彷彿されます。good job! 正に名演の一つに入ると思われます。

Schubert: Symphony #9

John Eliot Gardiner: Vienna Philharmonic Orchestra
シューベルト作曲
1. 交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』
2. 水上の精霊たちの歌 D.714
 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
 合唱:モンテヴェルディ合唱団(2)
 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1997年8月
 録音場所:ザルツブルク祝祭大劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
ヴァント盤同様ライブ・レコーディングのようですが、残念ながら演奏終了後の拍手は消されてます。ミキシングの時にイレース処理を施された模様。レコーディングのままにして欲しかった。それもあってか、演奏は上出来なのですが、伝わるものに希薄さがあります。サウンドは流石のウィーン・フィルです。金管楽器群も弦楽器群ともにしっかりとしたハーモニーを奏でます。時期的にザルツブルグ音楽祭での演奏会と思いますが、記録も大事なので演奏会まるごとを残して欲しいものです。


日本ブログ村クラシック鑑賞ランキングに登録しています。あなたの応援ポチポチ、お願いします。
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へにほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。