2015年7月11日土曜日、昨日からの猛烈な蒸し暑さは今朝になっても衰えるどころか、ますます勢いを増している。
午後零時過ぎ現在時外気温31℃湿度74%、南東の風3m/s。
じっとしているだけでじっとり&べっとりな汗が流れる。何とも不快な土曜日だ。
さてここ数日のベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」聴き比べ、今日は同一奏者で聴き比べをしてみたい。
Leonard Bernstein Edition: Concertos & Orchestral Works [Disc 9]
Isaac Stern(Vn), Leonard Bernstein
ヴァイオリン:アイザック・スターン
指揮:レナード・バーンスタイン
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:アイザック・スターン(Vn)ニューヨーク・フィル, 1959年4月20日
これはこの企画Boxに収められているが単品時のジャケットはこれかな?
Isaac Stern
2枚目です
Beethoven: Violin Concerto, Romances
Isaac Stern; Daniel Barenboim: New York Philharmonic Orchestra
指揮:ダニエル・バレンボイム
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1975年、ニューヨーク(ステレオ)
この2つの録音、1920年生まれのスターン39歳時と55歳時の演奏となっている。いずれも管弦楽はニューヨーク・フィルハーモニック、1枚目は1918年生まれの指揮者バーンスタイン41歳時、2枚目は1942年生まれの指揮者バレンボイム33歳時である。39歳のスターンと41歳のバーンスタイン、55歳のスターンと33歳のバレンボイムという年齢の組み合わせが興味を唆る。
1959年と言えばニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督就任(1957年)後3年目?のバーンスタイン、推進力をいよいよ増して行く時代なのか。
1975年当時のバレンボイム、すでにパリ管の音楽監督に就任していただろうが、このニューヨーク・フィルハーモニックへは客演として招かれたものだろう。
バレンボイムと言えばピアニストのイメージが強いが、指揮者としての力量も併せ持つ、或る意味卓越した才能の持ち主なのだろう。
さてスターンのヴァイオリン、1959年盤では前後左右への音の広がり、空間と奥行きを十分に感じる演奏と言える。
ところが1975年盤になると急に狭くなり音源中央部に窮屈な収まりとなって、まるでモノラル録音を聴いているようだ。
録音は同じ会場ではなかったのかも知れない(ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏拠点も、1959年当時と1975年とでは異なるであろうし)。この2枚の聴き比べ、圧倒的に1959年盤に軍配を上げる。バックのニューヨーク・フィルハーモニックの若くて懸命な演奏も好印象である。
Beethoven: Violin Concerto In D Major, Op.61 3. Rondo. Allegro この部分を2枚連続試聴すると一耳瞭然である。
従ってスターン演奏の視点からはバーンスタインとの1959年盤を推したい。どう聴いても同じ奏者とは思えない。
若干、オーディオ的傾向の感想になってしまうが、音楽鑑賞にStereoは大きな要素であることから上記の評価としたい。
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午後零時過ぎ現在時外気温31℃湿度74%、南東の風3m/s。
じっとしているだけでじっとり&べっとりな汗が流れる。何とも不快な土曜日だ。
さてここ数日のベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」聴き比べ、今日は同一奏者で聴き比べをしてみたい。
Leonard Bernstein Edition: Concertos & Orchestral Works [Disc 9]
Isaac Stern(Vn), Leonard Bernstein
ヴァイオリン:アイザック・スターン
指揮:レナード・バーンスタイン
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:アイザック・スターン(Vn)ニューヨーク・フィル, 1959年4月20日
これはこの企画Boxに収められているが単品時のジャケットはこれかな?
Isaac Stern
2枚目です
Beethoven: Violin Concerto, Romances
Isaac Stern; Daniel Barenboim: New York Philharmonic Orchestra
指揮:ダニエル・バレンボイム
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1975年、ニューヨーク(ステレオ)
この2つの録音、1920年生まれのスターン39歳時と55歳時の演奏となっている。いずれも管弦楽はニューヨーク・フィルハーモニック、1枚目は1918年生まれの指揮者バーンスタイン41歳時、2枚目は1942年生まれの指揮者バレンボイム33歳時である。39歳のスターンと41歳のバーンスタイン、55歳のスターンと33歳のバレンボイムという年齢の組み合わせが興味を唆る。
1959年と言えばニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督就任(1957年)後3年目?のバーンスタイン、推進力をいよいよ増して行く時代なのか。
1975年当時のバレンボイム、すでにパリ管の音楽監督に就任していただろうが、このニューヨーク・フィルハーモニックへは客演として招かれたものだろう。
バレンボイムと言えばピアニストのイメージが強いが、指揮者としての力量も併せ持つ、或る意味卓越した才能の持ち主なのだろう。
さてスターンのヴァイオリン、1959年盤では前後左右への音の広がり、空間と奥行きを十分に感じる演奏と言える。
ところが1975年盤になると急に狭くなり音源中央部に窮屈な収まりとなって、まるでモノラル録音を聴いているようだ。
録音は同じ会場ではなかったのかも知れない(ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏拠点も、1959年当時と1975年とでは異なるであろうし)。この2枚の聴き比べ、圧倒的に1959年盤に軍配を上げる。バックのニューヨーク・フィルハーモニックの若くて懸命な演奏も好印象である。
Beethoven: Violin Concerto In D Major, Op.61 3. Rondo. Allegro この部分を2枚連続試聴すると一耳瞭然である。
従ってスターン演奏の視点からはバーンスタインとの1959年盤を推したい。どう聴いても同じ奏者とは思えない。
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