【追悼】 竹下亘君

【追悼】　竹下亘君　９月１７日食道がんで旅立った（74才）

 

彼と私の出会いは中学校時代だ。

島根県雲南市掛合町から、出雲市立第一中学校（以下出雲一中）に入るため出雲市中町の武永印刷に下宿し、下宿先から学校へ通っていた。武永印刷の隣が同胞の店・福星洋装店。店の後ろで一緒にバレーボールをして遊んだ仲、今でも笑顔の竹下君を思い出す。

同じ出雲一中吹奏楽部では、彼はクラリネット、私はトランペット、大阪フェスティバルホールで開催された、全日本吹奏楽連盟の全国大会に参加した仲である。

社会人になってから、竹下君はNHKの記者として昭和天皇崩御の直前の様子を伝えていた。

その後、兄である竹下登総理大臣の秘書として政界にデビューしたのち、兄の地盤を引継ぎ衆議院議員となった。数年前、私が岡山県華僑華人総会の会長として、事務局長とともに山陰地方の各自治体を表敬訪問した際、出雲市にある竹下亘事務所にも立ち寄り親しく懇談をした。

さらに、出雲一中吹奏楽部の恩師・片寄哲夫先生が吹奏楽部の指導者として50周年の慶祝行事を出雲の旅館「武志屋本店」で開催した時に共に参加。

私が岡山で毎年行っている行事「春節・国慶節」に参加していただくようお願いしていたが、これはついに叶わなかった。

ご冥福をお祈りします。

2021年9月20日

岡山県華僑華人総会

会長　劉勝徳