大人になったら何になりたい?
子どもの頃によく訊かれる質問。
子どもは身のほど知らずだ。
何にでもなれると思ってる。
いつかは。
自分の最初の答は野球選手だった。
プラスチックのバットを素振した。
野球選手は漫画家へ変わった。
ノートにコマ割と絵を描きこんだ。
ある時期はミュージシャン。
小遣いで買ったギターで弾き語り。
その後も身のほど知らずのまま。
作家、写真家、テニスプレーヤー。
いつしか学校を卒業し、就職した。
会社勤めのサラリーマン。
なりたい姿はどこへやら。
でも、身のほどは弁えなくていい。
やりたいことをやればいい。
おかげで会社勤めを終えた現在。
昔とった杵柄で大いに楽しめてる。
別にプロになれなくてもいい。
好きなようにやればいい。
昨今ネットで発信もできる。
何歳になっても、何歳からでも。
だから子どものうちからね。
身のほどは弁えなくていいんだよ。