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聴刻堂日乗

「押井守のサブぃカルチャー70年 YouTubeの巻」

「押井守のサブぃカルチャー70年 
YouTubeの巻」という本を読んだ。

映画監督押井守(73)が面白いと
思ったチャンネルを紹介してる本。
紹介してる情報もさることながら、
監督の考え方が面白い。

YouTubeは予備知識も考える力も
要らない「受動的娯楽」だと言う。
だから演出など様々な工夫が必要
だと言う。

一方、YouTubeは個人が発信で
きる個人のメディアだとも言う。
だから「個人の幸福論」が面白い。
自分は何が最も楽しいのかという
優先順位が、その人はどんな人か
という表明で、それが透けて見え
るのが面白いのだと言う。

有名になりたい、金を稼ぎたい、
というのは手段であって、それを
目的にしてる動画は面白いと思わ
ないのだろう。

いくつか紹介されてるチャンネル
を観てみた。インドの屋台が料理
を作る「今日ヤバイ奴に会った」
というのが可笑しかった。映って
るインド人も面白いのだが、こん
な動画を撮って投稿してる人も
面白い。テロップが笑える。

なお「映画は誰かに観てもらって
誰かに語ってもらって映画は初め
て映画になる」というのが監督の
持論なのだそうだ。
向後も映画を観て語るとしよう。

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