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聴刻堂日乗

梅田でワインを旧友と

前職の同僚と梅田で会った。
元同僚は関西に出張に来て仕事納め。
帰る前に会いましょうと連絡をくれた。

ビッグマン前で待合せ。
柱にもたれてスマホをいじる男の
もみあげの白さに、老けたなと思う。
他人のことを言える自分ではないが。

三番街のワインを飲ませる店に行った。
幸い並ばずに入ることができた。

話はあちこちに弾んだ。
お互いの近況。共通の知人の話。
それでも総じて仕事の話が多かった。

少し聞いたら状況はリアルに思い浮かぶ。
いま復帰しても仕事は十分できそうだ。
一瞬体温が上がったような気がした。

会社では65歳まで同じ職場で働こうと
する社員が増えていると言う。
年金の受給開始が延びたからね。

お前はどうすんの?と元同僚に尋ねた。
古民家を宿泊用に改造してオーナーに
なる計画だと言う。これまでの仕事の
ノウハウを全部注入すると意気込む。

いいね。やりたいことをやろうよ。
どうせならこれまでと違うことをしようよ。
人生同じステージが続くわけでもないし。

店で彼が選んだワインはやや甘めだが
美味くて、心地良く酔えるものだった。

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