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聴刻堂日乗

映画「アインシュタインと原爆」

映画「アインシュタインと原爆」
を観た。

2024年イギリス製作。
本人を含めた当時の記録映像と、
俳優によるドラマ映像を交えた
ドキュメンタリー。

監督は
アンソニー・フィリップソン。
出演はエイダン・マクアードル他。
Netflixによる配信。

ユダヤ人を迫害するナチス政権。
ドイツを逃れたアインシュタイン。
イギリスへ、そしてアメリカへ。
直接的ではないものの、原爆開発
へ関与したことを戦後苦悩する。

映画は、アインシュタインという
個人の物語として作られている。
が、その時代や社会を描いたもの
として観る方が興味深かった。

ヒトラーの演説映像は、ニュース
で見るトランプの演説と、とても
よく似てると感じたり。

「今の世界では、組織された軍隊
に対抗できるのは、組織された
軍隊だけ」という言葉に、ロシア
によるウクライナ侵攻を思い浮か
べたり。

「実際に悪事を侵す者より、悪事
を容認する者が世界を危険にさら
している」という言葉にドキリと
したり。

これは観といて良かったと思える
一本だった。

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