映画「ヒメアノ～ル」を観た。
2016年の日本映画。
監督・脚本は吉田恵輔。
原作は古谷実の漫画。
出演は森田剛、濱田岳、
佐津川愛美ほか。
最初は笑えるラブコメで、やがて
少しエッチなラブコメになり、
だんだん怖くなってきて、後半は
スプラッター的なホラー映画。で
最後は青春エレジーで終わる。
いろいろな要素が盛り込まれてて、
男子には多かれ少なかれ楽しめる
とは思う。けれど、好きな映画か
と言われるとそうでもない。
人が殺され過ぎる。映画の中とは
言え、安直に人を殺してはいかん
だろう。それを描くことで観る人
に何を伝えようと言うのか。
弱い人とか。異常な人とか。
世の中を上手く生き難い人に対し
て、寄り添おうとする姿勢は必ず
しも悪くはない。それでも、どん
な事情があろうが、無関係な人を
襲って殺すのは、被害者の立場で
考えれば全く許せない行為だろう。
先日観た「ベイビーわるきゅーれ」
みたいにまるで漫画だったらいい
のだが。なまじリアルでマジっぽい
映画にするから嫌悪が先に立つ。
映画って、難しいもんだね。
