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聴刻堂日乗

映画「プリンセス トヨトミ」

映画「プリンセス トヨトミ」
を観た。

2011年の日本映画。
監督は鈴木雅之。
出演は堤真一、綾瀬はるか、
中井貴一ほか。

戦国時代から400年、豊臣家の末
裔を守り続けてきた大阪の人達の
物語。原作は万城目学の小説だ。

原作がしっかりしてるから見応え
があった。んなアホな的なことを
真面目に考える可笑しさ、という
感じ。キャストもそれに合ってた。
堤真一も中井貴一も上手だね。

所々に冗長な箇所はあったけど。
回想した場面を、わざわざセリフ
で繰り返すとか。綾瀬はるかが
大坂の町をやたら走り回るとか。
まあ、大阪のPRと思って許そう。

父から息子へ、代々語り継がれる。
作者の創り出したファンタジーで
はあるけれど。そうと割り切れば、
いい話だ。

それにしてもクライマックスでは
男ばかりで、女の姿は見られない。
父と息子の物語だから仕方ないが。
東京の人は知らんかもしれんけど、
ほんまはな、大阪の町を動かして
るのは男やのうて、女なんやで。

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