映画「この場所からもう一度」
を観た。
2018年のスペイン映画。
監督はパトリシア・フォント。
出演はクララ・ラゴほか。
NETFLIXのオリジナル作品。
家の屋根の上に座って、少女が何か
をノートに書き込んでいる。将来、
何になりたいか?
印象的なオープニングだ。
夢をかなえて建築家になった少女。
都会の事務所で働いている。だが、
浮気した恋人を顧客の前で平手打。
会社をクビになって実家に帰る。
序盤からドタバタだ。
実家では母親と姉、妹、弟とその
家族。皆それぞれ個性的、次から
次へと騒動が起きる。
会話のテンポと表情で魅せる。
この映画、不思議な面白さだ。
次々に起きる騒動は、ことごとく
上手くいかない。えーっ、この後
どーすんの?の連続。
全てドンマイで片づけちゃう感じ。
だって気にしても仕方ないじゃん。
そんな小さな成功にこだわっても、
幸せになれないわよって。
あー、自分って、目の前の無難な
成功に汲々としてしまってたかも。
人生はそうそう上手くいかないし、
上手くいかなくてもその先に幸せ
が無いわけじゃないんだ。
そんな風に思えてくる、ちょっと
変った家族の物語でした。