映画「アリー/スター誕生」
を観た。
2018年公開のアメリカ映画。
監督はブラッドリー・クーパー。
出演はブラッドリー・クーパー、
レディー・ガガ他。
1937年公開の「スタア誕生」の
3度目のリメイク版。バーで歌う
無名の女性歌手が、メジャーの
男性歌手に見出され、スターに
なってゆく、という物語。
ありがちなサクセスストーリーで、
音楽を楽しめれば良いかと思って
観たが、なかなかどうして。
確かに音楽は、サウンドトラック
を再度聴きたくなるほど良かった。
それだけでなく、映画そのものも
良かったのだ。
ヒロインがスターに成ってゆく。
その過程で二人の間に隙間風が
吹き始める、というのがよくある
話だが、二人は互いに想いやる心
は変らない。どちらも嫌なヤツに
はならないのだ。それなのに・・・。
飲まずにいられない男の哀しみ。
そんな男のために歌う女の悲しみ。
題名から受ける印象と大きく違う、
哀しい愛の物語だ。