「世界といまを考える 2」。
是枝裕和監督の対談集第2弾。
対談の相手は作家、音楽家、
クリエイター。
映画には、原作や脚本も要るし、
音楽もあるし、宣伝も必要だ。
映画は様々な人とのコラボレー
ションなのだ。
それに対して、写真は企画から
何を伝えるかまで、個人ひとり
で完結させるものらしい。
写真家の滝本幹也氏との対談で
語られている。なるほど。
各分野で活躍してる人達の話は
面白い。中でも谷川俊太郎との
対談で紹介される次の言葉には
感嘆してしまった。
「詩は自己表現ではない。自分の
内側にあるものを表現するのでは
なく、世界の側にある豊かさや
人間の複雑さに出会った驚きを
記述するものだ」
ほぉー、なるほどなぁ。