ついに読み始めてしまった。
塩野七生の「ローマ人の物語Ⅰ」。
単行本全15巻の第1巻。
副題「ローマは一日にして成らず」
読み易い。
歴史小説であって歴史書ではない
という批判があるらしい。
自分にはそれで充分だ。
第1巻は王政ローマの建国から
イタリア半島統一までの約500年。
伝承によると建国は紀元前753年。
日本では弥生以前の縄文時代だ。
当時の先進国ギリシャを中心に
地中海東部とその沿岸の諸地域。
その地図が当時の文明の中心か。
見慣れた西欧地図と世界が違う。
なぜローマは栄えたのか?
それがこのシリーズの主題。
いかに栄えたか、と共に描かれる。
宗教でも、政治でも、民族でも、
ローマ人は開放的だったらしい。
それが繁栄の要因だとも。
この先、長い物語が続く。
ゆっくり辿ってみることにしよう。