しーさるの鉄日記

都営浅草線に新車導入


今日は、JRグループの春改正の概要がリリースされたのだけど、それについては火曜日のブログから。

東京都交通局は再来年の春をめどに、都営浅草線に新型車両『5500形』を導入することを発表した。

『5500形』は、日本らしさとスピード感が伝わる車両をコンセプトに、外観は歌舞伎の隈取りをアレンジしたもの、壁面は和紙調、座席に寄せ小紋の和の要素を取り込み、カーテンには『隅田川花火』『雷門の提灯』『三社祭の御神輿』『歌舞伎座の隈取り』沿線由来のイラストも使用する。

全車両に車いすスペースないしフリースペースを設置するとともも、乗降口脇のスペースを低く確保、低い吊り手や荷物棚を設置する。また、座席幅を拡大し、見通しの良い仕切りを採用する。

照明はすべてLED、制御装置はSicを採用したVVVFとし、環境負荷の低減を図る。また、最高運転速度は5300形の110キロから120キロに引き上げる。

『5500形』は2019年春までには8編成導入、最終的には5300形27編成を置き換える。

----------------------------------------

2月に発表された経営計画で、浅草線に新車が導入されることは判明していたが、今回改めてデザインなど詳細が発表された。

先頭デザインの第一印象は静岡鉄道のA3000、シャープ過ぎて歌舞伎の隈取りという感じはまるっきりしなかった。歴代車両のように赤をあしらったら、隈取りに近くなるけど、浅草線のカラーがピンクだということを考えると、歴代車両のライン色の方が不自然である。

歌舞伎の隈取りは、先頭デザインだけでなくカーテンの柄にも導入、同じく東銀座を通るメトロ13000とは差をつけている。でも和にこだわっているせいか、沿線由来イラストが浅草に偏っているような。押上と大門にあるタワーは採用されなかった。両端に国際線の発着する空港があり、オリンピックで渡航客が増加することを考えると、和テイストの採用は正解だけどね。

一番大きいのは、地下鉄車両としては初の運転最高速度120キロを採用したこと。このことで、京急線内での快特、エアポート快特、京成線内でのアクセス特急への充当が可能になり、運用が今以上に柔軟に、ピーク時に増発するだろう空港アクセス列車への充当が可能になる。オリンピックに合わせて増発するなら、2019年秋か2020春改正ということになるが、その時は半分も置き換え切れてないから、5300形運用と5500形運用を切り離さなければならない。過去には、5200形と5300形の運用を切り離していたから、できなくないと思う。あとは、京急車4連と連結できれば、平日夕ラッシュ時の快特への充当が可能になるけど、さすがの京急もここまでやらないだろう。

経営計画によると2022年春までに5300形を置き換え切るとのこと、5300形の3年先輩の03系の置き換えがそろそろ始まるから、このタイミングの置き換えは妥当だろう。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事