小田急2022ダイヤ改正（平日夜間）

平日ダイヤにおいて、新宿発21時台から22時台前半にかけては、急行小田原行がなくなりデータイムと同じパターンになる。改正前の21時台新宿発優等を見ると、小田原行が快２急１、江ノ島線方面が快２急２、唐木田行が快２急１の計10本となっていた。改正後は小田原行が快３、江ノ島線方面が快３、唐木田行が急３と急行１本を削減する。

22時台は、改正前は本厚木方面が21、30、51の快速急行３本、藤沢行が10、41の快速急行２本、唐木田行が01の快速急行、23、43の急行３本の計８本で、53分に向ケ丘遊園行の急行があった。01、30の快速急行は千代田線からの急行伊勢原行へ片接続、それ以外に各駅停車成城学園前行、準急成城学園前行が１本ずつ乗り入れる。

改正後は、本厚木方面が01の快速急行と41、58の急行３本、藤沢行が20、46の快速急行２本、唐木田行が09の快速急行、12、31の急行の計８本となっている。但し58分発は改正前の01分発を繰り上げたものだから、53分の急行向ケ丘遊園行の他に、本厚木方面への快速急行１本を削減したことになる。但し、千代田線の急行が１本増えたから、それを含めればプラマイゼロということになる。

01の快速急行小田原行、20の快速急行藤沢行、48の各駅停車は代々木上原で千代田線からの急行伊勢原行へ接続をとる。千代田線からの直通は急行２本の３本に増やす一方、各駅と準急はなくした。09の快速急行唐木田行は、向ケ丘遊園において千代田線からの急行伊勢原行を追い抜く。20、46の快速急行藤沢行も、それぞれ急行唐木田行、急行小田原行を追い抜く。

本厚木方面は01分の快速急行から41分の急行まで開くが、09分の快速急行唐木田行が新百合ヶ丘で、20の快速急行藤沢行が代々木上原で急行伊勢原行に接続する。それでも町田方面への優等は20分から41分まで開くことになる。31分の急行唐木田行も新百合ヶ丘で各駅停車本厚木行に接続、41分の急行から本厚木まで逃げ切る。それに相模大野で接続する藤沢行も46分の快速急行から長後まで逃げ切る。

新宿発23時台は、01急伊 10急厚 22快小 24急大だったのを、10急大 22快小としている。01は先述した通り３分繰り上げ、24分の急行は純減となっている。経堂、成城学園前へは、千代田線からの準急成城学園前行と互いに接続することでフォローできるが、急行が成城学園前で各駅停車に接続していたことを考えると、喜多見、狛江、和泉多摩川は不便になる。深夜の需要が減っていることを考えると仕方ないのだろう。

改正前の各駅停車は23時36分発まで相模大野行だったが、改正では12分、24分、36分発が唐木田行に変更する。それに伴い、33分発の急行藤沢行が34分の急行本厚木行（新百合ヶ丘でから各駅停車）に変更、相模大野では最終片瀬江ノ島行に接続するものの藤沢着は11分遅くなる。46分の急行本厚木行も相模大野から各駅停車だったのを新百合ヶ丘から各駅停車に変更、柿生、鶴川、玉川学園前に新たに停車させる。24時00分の海老名行も相模大野から各駅停車だったのを新百合ヶ丘から各駅停車に変更して、町田から先で４分繰り下げる。それ以降は最終まで大きな変更はない。

多摩線は、新百合ヶ丘発で21時台まで快速急行２本、22時台も14分の急行、27分の快速急行、56分の急行が設定されていたが、21時04分発の急行以降は22時33分の快速急行を除いて、全て多摩線内で各駅停車での運転となる。24時台は、新百合ヶ丘発08 29 45で、08 29は新百合ヶ丘始発だったが、先述したように各駅停車本厚木行か唐木田行に変更となったため、03 15 28 45と増発することになった。

夜間上りについては、快速急行の最終を繰り上げる。小田原発21時00分、21時29分と、新松田発21時16分の快速急行は廃止に、小田原発20時32分の快速急行も20時18分発の急行（新松田から快速急行）に変更する。このことで小田原発の快速急行は57分繰り上がることになる。なお、ロマンスカーの最終は、小田原発22時05分を21時34分に繰り上げても、快速急行の最終よりも遅い。20時04分の快速急行も小田原発だったのを新松田発に変更する。ちなみにその６分前の小田原発急行は新宿まで快速急行から逃げ切る。

藤沢発についても、21時45分と22時13分の快速急行が廃止になり、最終の快速急行が21時13分と１時間繰り上がる。その一方、藤沢発22時45分の急行が新設され、60分以上の優等の穴を埋める。

快速急行の見直しで、町田でも最終の快速急行が22時38分から21時40分に繰り上げ、町田発22時台上りは快速急行４本、急行４本の計８本あったのが、急行５本になる。各駅停車についても６本から５本に削減される。その前の21時台は千代田線直通の急行１本、各駅停車２本が間引かれ、向ヶ丘遊園始発に変更になっている。

箱根登山鉄道については小田原発23時26分を廃止に、22時52分発を22時59分発に繰り下げるものの、最終は27分繰り上がる。59分発に繰り下げたため、52分着の下り東海道線から接続するようになった。箱根湯本発小田原行も23時19分を廃止して、最終を27分繰り上げる。箱根湯本発強羅行については、22時33分だった最終を43分に繰り下げる。