セミの声に混じって、流れるラジオの声。
内容は全然聞き取れなかっけど・・・。
ただ、あの日の日差しの強さと土の匂いだけは忘れられない。
(早く日陰に入りたかった、女学生)
そして、日本が負けたとわかったとたん、涙が出た。
悔し涙。
なぜ、神風は吹かない?
まだまだ純真だった女学生はいざとなったら、神風が吹き、日本が勝つと信じていたらしい。
後年、母は”非科学的よね”と笑っていたけど。
非科学的といえば、竹やりの練習をしていたときも
竹やりでB29に立ち向かうなんて、ちょっとおかしいと本人も思ったようだけど。
(おかげで、なぎなた、竹やりには自信があったようです(笑))
彼女はしみじみ、
”教育って怖いものよ。わたしは戦争に負けるなんて思ってもみなかったし
国に尽くすのが当たり前と思っていたし”
15日を境に、生活も人の態度ガラッと変わったといいます。
人々は生きていくことに必死になり、社会は復興していったとか。
竹やりを鉛筆に持ち替えて、学生生活を送り、たくましく生きていったのです。
それからは、まずなにごとも、自分の頭で考える、をモットーに。
・・・平和ボケのムスメ(←私、のこと)を嘆きつつ、終戦記念日は、母の独演会。
(夕飯はかぼちゃの煮つけに、だんご汁)
もう少し、きちんと聴いておけばよかったなぁ・・・。
など、反省しながら、黙祷をした、8月15日。
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