週末の下り列車。
朝、二俣川で録音をしたその足で、松原商店街に出かけた。
さんま、いか、ちりめんにくらげ。
大根。
ええい、ついでに、柿と梨。
あそこで見るとたいした大きさにみえないけど、家に帰るとやたらにデカイ。
よくばったつづら ぶらさげた腕にずっしりとくいこみ、薄紅いハシゴ模様がしばらくは消えない。
各駅停車は、二俣川で接続になった。
うんさっと気合いをこめて立ち上がり、乗り換える。
ちょうど目の前のシートに空きがあった。
一駅だけど、機材も本も、カメラまで抱えている。
カニさんのような体勢でよわさっと着席すると、
隣席の人は心持ち席をつめてから つくづくと一覧し、
「まあ、買い出しね」
と破顔する。
「女のひとは、そうなっちゃうのよね」
とじぶんの足元に視線をやって、
「これお野菜なの。見えないように紙袋に入れてもらったのよ」
すっきりした印象の方で、ショッピングの帰りだとばかり思っていた。
「高島屋のお野菜、いいのよ。高いけど」
と言いさして、
「あなた、バセリある?
二人だからそんなにいらないの」
すぐ降りるからと遠慮するわたしに頓着なく、
買ったばかりの包装を破って分けてくださった。
身動きならない私のかわりに大根の袋にさし入れながら
「よく洗ってね、細かくきざんで、はさんで食べるといいの」
(ああ、かんじんなところ、なにに挟むんだったっけ。)
「苦いものは、身体にいいのよ」
噛んで含めるように教えてくださった。
応援にかけつけた次男と坂道をのぼると
金木犀の花がこぼれていた。
みのりが、 まばゆい。
大変ですね。腕力すごいですね。
私は年々重い物が苦手になって買い物しても
カートで車のそばまで押していきます。
パセリ、何に挟むのか気になりますね。
私は冷凍にしてシチューやスパゲッティなどに
パラパラとふるぐらいですから・・・
これを買うのは、ここ。とか、いろいろあるんです。
なので、つい、せっかくきたんだからと増えちゃうんですね。
なんせ、口をひらけば「おなかがすいた」としかいわない末っ子が・・・・・
パセリ、なんて聞いたんだったか。
そのうち、思い出したらまた書きますね。