わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

“さくら待つころ”

2006-03-22 11:27:24 | わただま飛行便

ちらほらと 枝を染めるうすくれないに、
気の早いさくらか?と
気ぜわしい季節になりました。

年明けてようよう動く荷に、
準備万端、開花予報を待つ業界も
あるでしょう。

はなふぶき、ボタンちりぢりに
学び舎を巣立った日も。

薄様をかさねるように
ふりつもるさくらの花の思い出。

その一葉を
綴じてみるのはいかがでしょう。


次回のお題は “鬼門” の予定。


4 Comments

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もう時効でしょうか・・・ (風の森)
2006-03-23 00:17:04
さくらを待つころは、時折あまやかな光も降るけれど、やはりまだ寒い。

競技場に隣接する公園の、その年の桜はゆっくりだった。卒業式のあと、別れがたいままに訪ねた公園。ベンチに座ると、足元から夕方の地面の湿気がひんやり立ちのぼった。ふたりは次から次へと三年間の思い出を語り合った。そして、おそらくは共に歩むであろう未来についても。

しばしの沈黙のあと、不意にそのときは来た。意外に冷静だったけれど、感触などはまるで記憶にない。ただ、うっすら目を開けると、まだ固いさくらの蕾が彼の頭の向こう側にちいさく揺れていた。

この季節になると、ふっと想いだす初めてのくちづけ。もう昔々のできごと。
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ありがとう (Suzuka)
2006-03-23 07:01:42
さくら待つころの思い出は

つらいものしかなくて。

でも、あなたのところには

そんなmemoryがあったのね。



ふと

記念祭の夜を

思い出していました。
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さくら咲く・・・ (風待人)
2006-03-24 09:59:28
子どもは今日終業式を迎えます。



高校のお花見は、いつの土日にしようかと相談する時期になりました。



いつも、夫の予定しだいですが



Suzuka さまも、ご家族でお花見にいかれるのでしょうか?



あのチョッと埃っぽいような汗臭いようなグラウンドが

無性に懐かしく感じるのは

歳のせいではないのでしょうか?



私もTBさせてください!
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軌道交差 (Suzuka)
2006-03-26 02:29:56
遅くなりましたが、お子さまご進級おめでとうございます。



半世紀も生きてきて、実は花見に行ったのは数えるほど。

母校のグランドへ、回遊のクラッシュ恐れずに出かけてみたいものです。
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