わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

“厠の活字”

2006-05-22 12:18:10 | わただま飛行便

ひとりと思って気を許していると
赤き矢なんどが流れきて
おちおち用も足せたものではない
そんな時代もあったげな。

いまはウサギ小屋でも
二世帯にても
個室・鍵付きが基準とされる。
貴重なる
ひとりきりでの空間で
それでも手に取る
嗚呼、活字中毒じゃぱにーず。


     『お詫び』

子育て中のおかあさま。
トイレに鍵はおろか、扉をたてることもままならぬ時代、
たしかに私にもございました。
数年後のお楽しみ と、今しばらくのご辛抱を。




次回のお題は “おかえし” の予定。


2 Comments

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麗しゅう・・・ (Suzuka)
2006-05-24 08:36:09
おかーさんの目をぬすんで

せっせとシールを隠匿したり

秘密基地をこしらえたい

ぼうやの気質、そのままでんがな。

気恥ずかしい、というのが

本音でっしゃろ。

うちも同じ。

気にしません。

コドモの相手は、疲れるからな~

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早く出て~! (風の森)
2006-05-23 11:17:22
結婚当初から、とーちゃんの個室滞在時間はチョー長かった。

居間で読んでいた本をそのまま持って入り、あらかた読んでしまうまで出てこない。「ながら」の、しかも二股三股「同時進行浮気型」。

んなもんだから、ミニミニ本棚をしつらえた。ラインナップの子たちはしょっちゅう目まぐるしく入れ替わったものだった。

が、最近なぜか転出も転入もピターッと止まり、(かーちゃん怠慢なものだから)うっすら埃までまとっているではないか。・・・どうやらテキは、アナログの紙製品に刻まれた活字から ケータイ画面にひかりかがやく活字へ恋心を移しちゃったようで。

・・ふん!またケータイかよ。 

なにもマル秘事項を隠し持っているわけではないのだろうが、ケータイ操作中に妻にうしろをウロチョロされるのが落ち着かないんでしょ。

・・・べつに覗いてねえっつーの!

厠の活字タイムは解き放された薔薇色のひととき、なのかもね。

いいけどさあ。

でも。

とにかく長いわさ、とーちゃん。
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