わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

ずうっと一緒  ~ 返歌

2006-04-25 20:28:32 | かぜは・・・
「風の森」さまより、“家族”のお題にて短歌の投稿をいただきました。
ある同人誌でレギュラーを勤められた経歴をお持ちです。
せっかくですので、記事として取り上げさせていただき、
拙くはありますが返歌をつけさせていただきました。



≪ずうっと一緒≫

               風の森
  • 隠れんぼしたままずつと出て来ない 妹、春だよリボン替へやう
  • 子を産まぬわが理由訊はず 黄昏の窓辺に父が家系図たたむ
  • 樹の下に花喰む母か 淡光に透けるいのちをゆるくかかへて
  • パパ・ママと子がゐて「家族」といふらしき。 夫よ、嵐の夜を謳はむ

≪返歌≫

               みさきすずか
  • たましひはきみがそばにて熄(や)すらひぬ みみたぶにとまるかひのかたちに
  • 遺しをく手帖の文字のやはらかに 精神(こころ)となりて汝(なれ)に棲まむよ
  • 放たうとおもはざりしにあらねども 喪ふことのかにかくも難く
  • おろかなるまねして窓にさがりゐる やもりぞわれは 愛(は)しけしや妻


4 Comments

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穴があったら・・・ (風の森)
2006-04-26 07:04:35
煽てじょうずなSuzukaさんに上手く乗せられて、ホイホイ投稿してしまったお調子者であります。

ほんのお茶受けに太子堂の駄菓子を持参したら、お土産に「夜の梅」をいただいちゃった気分・・・。

こちらに投稿させていただくことは、もとより、高級和紙の祝儀袋に入れられてしまった千円札(1枚!)・・・の気持ちなのに~。

ごめんちゃい。

そして、深い情に満ちた返歌を、ありがとうございます。
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お加減すぐれぬところ (Suzuka)
2006-04-26 07:33:11
お呼びたてし・・・こちらこそ、いつもありがとうございます。

ひょっと思いつくと走る性向ゆえ、どうぞお許しあれ。

これからも、よろしゅうおたのみもうします。

(第二弾、やろうぜぇ!)
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素晴らしい! (鬼門の妖怪 猫婆)
2006-04-29 15:44:57
惚れ惚れする才能×2じゃわぃ



第二弾、期待しております







そういえば…

モーリスも、無事に冬を越せたようじゃ(わしんちのリアルやもり)
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ありゃま (Suzuka)
2006-05-01 09:10:10
ばばさまは高みの見物でっか。

そりゃあー、トリは最後、

めいんでっしゅは、オードブルがすんでから

決まりごとではござんすが。



たまにゃー、下界に

おりてきてくださんせ。

はごろも忘れてきちゃったなんて

寝言いっててもダメですよ~

こちとらの耳も

とおくなってますんでね~
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