人間は、だれしも褒められたい、賞賛されたいという欲求があります。
そして、褒められればうれしいものです。
それだけに恥をかかされたり、メンツをつぶされたりするとひどく恨みがましく思います。
できれば自分の悪口など聞きたくないというのが人情です。
しかし、他人から批判されなくても、つねに自己を反省して自分を律していける人は、よほどできた人でしょう。
どちらかといえば、私たちには、調子にのって思い上がりやすい傾向があります。
「天に口なし、人をもって言わしむ」といいます。
ひっくりかえって大ケガをする前に、高慢な鼻をへし折ってくれる人がいたら、その人こそ恩人なのではないでしょうか。