あるコンビニのお話③～終幕編～

この１週間でバイト先には前代未聞の出来事が起こった。

まず、労働者不足→深夜営業の停止

次に、深夜営業の復活with応援部隊



さて、深夜営業は再開したものの、オーナーはあれ以来深夜には姿を見せない。
自分の店が雇った労働者ではない人が働いているのに、少しも心配にならないのだろうか。
彼らを信頼してると捉えようとするだけ無駄である。オーナーはただ面倒だから来ないのだろう。
なぜなら、深夜営業再開の２日目もオーナーが一度店に来るはずだったのに、彼は来なかったからだ。

彼はただ店に電話をよこし、

「打ち合わせしといて！」

と言っただけなのだ。


俺は呆れ気味だったが、深夜は応援部隊に任せる状態がしばらく続くと思っていた・・・。


それにしても営業再開の２日目、深夜に合計５人が店にやってきたが、そんな人数で働かなくてもいいのにと思っていた。まあ実際は様子を見に来ただけで、働くのは２人だったのだろうが。


でも何のために５人も？


この疑問はその２日後に解消された・・・。


いつものように夕方勤務に行くと、オーナーの奥方が険しい表情をして俺に告げた。


「お店を閉めることになりました・・・」



いきなりだったので驚いてしまったが、俺はまたオーナーがやけになって言っただけかと思った。

でも違う。

２日前に５人来た中に、本部のお偉いさんも含まれていたようだ。結局、そのお偉いさんたちとオーナーで話し合った結果が・・・

閉店である。


閉店は来月末。俺は今月末でバイト先を去るが、こんな急な展開になるとは思っていなかった。
ただ、このブログにも色々書いたけど、いつかはこういう時がくるとは思っていたが・・・。

思えば３年半以上もここで働いて、あげくの果てに店を閉める段階にまで自分がいたのだと思うと、貴重な体験だったと思う。

俺が入ったとき、まだ店の経営状態は順調だったと思う。それが１年も経たないうちに周りにコンビニができて、売り上げはかなり落ちた。
３年半以上経った今では、さらにコンビニも増え、俺はあの周辺を「コンビニ横丁」と呼んでいる。

今後、あの店を完全に貸し店舗にして、どこか違うコンビニが入るのか、はたまたオーナーが交代して、しばらくたってからリニューアルオープンするのか俺にはわからない。

現オーナーが今後どうするのかも俺にはわからない・・・。

（完）

あるコンビニのお話②～復活!?編～

まずお詫びしたいのは、前回から更新が遅れてしまったことである。
事件はリアルタイムで進行中だから、１日経つと状況も変わっていることがある。

前回は深夜営業ができなくなったという話だったが、それからわずか３日後、深夜営業は再開することになる。

今回は営業再開までの流れを書いていきたい。



深夜に働く人間が足りなくなってしまい、ついに22時閉店という伝家の宝刀でもない宝刀!?を抜いてしまったオーナーが次にとった策は、本部からの応援を要請することだった。

本部に要請をかけていることは前々から知っていたが、ついこの間になって、応援が来てくれることになった。

応援が来ることがわかると、オーナーは店の閉店時間を知らせる入口の貼紙を剥がした。

オーナーの口から深夜営業の再開が決まったことを知らされる。営業中止からわずか３日後の出来事だった。

そして１７時にオーナーは帰宅し、２２時前になって、応援部隊に業務を説明するのに再度登場した。

あれだけ本部の連中を嫌ったオーナーも、自分の店が究極のピンチにさらされたとなれば、本部の連中にも頭を下げて支援してもらうしかないだろうなと俺は思っていた。

しかし、現実はそれほど変わらなかった。


「私の体がもたない！」


「眠れないんだ！」

という言葉を威張りながら言っているオーナーの姿があったのだ。


あくまで店を助けるのは当たり前だと思っているような態度であった。

業務内容もそこそこに説明を済ませ、深夜勤務の時間帯になると、応援部隊がバックルームから出てきた。もちろんオーナーの姿はない。

応援部隊は夕方から勤務していた俺に、まだ帰らないうちに質問をと様々なことを聞いてきた。
当然である。慣れない店では備品がどこに何があるのかもよくわからないし、品物が何時くらいに入荷するのかも店によって違うからだ。

ただ、オーナーの説明はあまりに短いのが一番の原因だと思ったが。

俺は本来なら深夜がやる業務を少し手伝っていた。初めは慣れていないだろうから、少し負担を軽くしようと思ったのだ。

しばらくするとオーナーが帰る仕度をして出てきた。


「あれ？何やってるの？もう終わりでしょ？」

と俺は言われ、自分の中に怒りがこみ上げてくるのを抑えた。

そうだ。確かに勤務時間は終わりだ。
でも俺が何でここにいると思う？お前が説明しなかったことの尻拭いを俺がしてるんだ。なのに、なぜお前は先に帰る？一度応援部隊に任せたら知らん顔か、お前は？
初日なんだし、せめてもう少しいるべきなんじゃないのか？


こんなことを直接言えたら、俺の怒りも少しは早くおさまったのかもしれない。
しかし、俺は業務を終えてからもなかなか怒りがおさまらなかった・・・。

（続く）

あるコンビニのお話①

最近のブログはすべてコンビニネタを使って書いてきたが、今日もこのスタイルは崩さない。

まあ俺が崩したくても崩せないくらい、バイト先のコンビニで色々なことが起こっているからしょうがないのだが・・・。

実は昨日、一昨日と、とんでもないことが起こっていた！

なんと・・・
22時で閉店！


俺の勤めているコンビニは、全国どこでも24時間やってるチェーン店だ。確かに深夜は閉店するコンビニもあるけど、うちのチェーンでそんな話は聞いたことがない。

これは苦肉の策だが、店のオーナーの独断で実行されたことに変わりはない。

深夜に働く人間がいなくなってしまったから、こんな状況になっているのだが、今のところ新人さんは来ない。


同僚は「初めてセ○ンの電気が消えるのを見た」と昨日言っていた・・・。

いつもやっているコンビニが、急に店を閉めるのだから客もびっくり。まさか22時で店から追い出されるなんて・・・。

ちなみに開店時間は8時だった・・・。

もはや原点（7-11）にすら帰れない状態なのだった・・・。

（続く）

夜明けの街

あんなに騒がしかった夜が嘘のように朝が来る。

夜しか鳴かない猫ももう眠ってしまったようだ。


でも彼はやってくる。

黒いコートを着てやってくる。

朝日と頭部がうまく調和し、しっかりとした足取りで。

朝一番の笑顔を否が応でも見られる。

彼のデスクの上にあったのは、短くなったシケモク。

そして、ある人は彼にあることを宣告した。

それはまるで枯れた花を彼に贈るかのようだった。

しかし、彼は枯れた花を甦らせるつもりでいる。

彼がいくら肥料や水分をあげても、枯れた花は枯れたままだろう。



大企業は人減らしを進めるが、ある小さなお店は人を増やそうとする。

しかし労働者は移動しない。

皮肉である。

夜（中）の街

次々とやってくる人の群れ。

昼間はきっと違う声で喋っていると思われる女性。

夜になればなるほど猫のような声で喋りだす。

でも、ときたま声が素に戻る。

俺は悲しい。

お前の付き添いの男の前で、その声で喋ってみろよ。

きっと何かが変わるはず。

どう変わるかは俺は知らない。



「愛に年の差なんて・・・」というけれど・・・

明らかに年の差もありゃ、服装も見た目も違いすぎる男女。

俺はお前らの関係が知りたい。

人生の両替をしにコンビニに足を運んだ彼らは、自分を細かくして今日も使い分ける。


ワケワカラン。

This could be the last time.

卒論は終わったけれど、バイトはいつ終わるのでしょう。

まあ俺から辞める前に、店がつぶれそうな雰囲気ではありますが。
売り上げも落ちてるみたいだし・・・。


オーナーはバイトの募集すらしてないので、人員確保にも困るばかり。
募集をこれからかけたとしても、ほんとに誰も入らなかったらどうするつもりなのでしょう？


最近、オーナーはテロリストに屈したみたいです。


違う時間帯のバイトの人に聞いた話だと、ヤ○ザが店に入ってくるなり早々、


ヤ「俺は東京のヤ○ザだ！金出せや！」

みたいな感じで、店員を脅し、凶器はなかったみたいだけど、殴られそうになったらしいです。

それを事務室で見ていたオーナーがレジに出てって、一万円をヤ○ザに差し出して帰らせたとか・・・。

どつかれたバイトの人が、「警察呼びますか？」とオーナーに聞いたところ、


オ「仕返しが恐いからやめておこう」


と言ったらしいのです。
こんなんで味をしめたテロリストたちがたくさん来るようになっちゃったら、バイトする方もどうすりゃいいんでしょうかね。それこそお店潰れますっての。

メラーンコリーック！クリスマス！

みんな熱い夜を過ごしているのかな？←きもう


文字通りホワイトクリスマス（イヴ）となった今日だけんども、除雪車は１０cm未満の積雪には出動してくれないっていう規定があったらしく、家の周りにはかなり雪が積もってただよ。
今日の積雪は９cmくらいだったらしけど、いくら惜しいからって、そこはオマケしてくれないという厳しいご時世。

さて、俺のバイト先に来店した後、周りにあるホテル街に消えていった数数のカップルのみなさんはいかがお過ごし？
まあみんな知らない人だけどねｗ


今日はケーキやチキンがよく売れそうだけど、みんな食べたかな？
俺なんて、自分がチキンなもんだからチキンを昨日の夜から４食中３食たべちゃったよ。
ついでに言うと、昨日の昼にもおやつ代わりに食ってたから、いったい何本食ったことやら。
この、おやつ代わりのチキンはローソンで買ったんだけど、俺の好きな「骨なし」だったもんで、衝動買いしてしまった。
お値段１５５円也。骨付きのは少し安くてたしか１３８円。

店のオジサンが、「骨付き」と「骨なし」の値段を取り違えていて、「１５５円ですね」と正しい値段を教えてあげた。
その後、オジサン店員が「骨なしの方だね？骨有りのもあるよ？」ともう１本買わせようと試みた。だが、俺は口からまたいつもの癖が出てしまった・・・


俺「いやあ、骨なしの方が好きなんですよ。（自分が）骨なしですから」


オジサン「・・・・・・あ、そう」


思わずいつもの癖で、自虐ネタに走ってしまった俺をオジサン店員は止めることができなかった。いや、むしろこれが普通の反応だろうｗ

まあ↑これは昨日のお話ですけどね。


こんなイヴの夜には、ストーンズの曲でも聴いて寝ることにしませう。


Slipping away

また夢だったらしい
記憶が薄れていく
眠りの世界に入る度に
おまえがオレの心に触れて
オレはふわふわと漂う
目覚めれば二人は離ればなれ
記憶は薄れていく

（中略）
オレたちは離れていくようだ
知らぬ間に
離れていくようだ




あんまイヴ向きの歌ではないな・・・ｗ

初トラックバック

書きたいことが山ほどあるけど、一つずつ書いていくつもりです。
さて、本日は私のバイト先の同僚である人のブログに興味深い記事があったので、せっかくなのでトラックバックさせてもらうことにしませう。
まあ、ただトラックバックがやってみたかっただけなんだけどねｗ

お題はビニコンに訪れる外国人観光客なんだけど、前にも書いたことありますが、中国・韓国の人がよく来ます。

店の外に大型バスが停車していると恐怖を感じます。
まるで犯人を見つけたかのように、店に猪突猛進してくる恐れがあるからです。
もちろん集団で来ます。買い物中もしゃべりまくりで、うるさすぎです。
おまけに俺らに何か尋ねるにしても、全部母国語で喋ってきます。

せめて英語話せや！！

同僚のブログにも書いてありますが、母国語で喋っておいて、こっちが理解できなかった場合は、こっちが悪いような素振りをみせます。

俺は大学１年のときに少し中国語を習ったので、中国人が来たときは、ほんの少しだけ中国語を話すときがありますが、これも下手すりゃ次の瞬間中国語の嵐が来ますｗ

例えば会計のときに金額を中国語で言ってあげたとする（ただ数字言ってるだけだけど・・・）、または「～はありますか？」と聞いてきたときに「メイヨウ（没有）」（日本語では「ない」という意味）と答えると・・・・・・

目の色を変えて、俺が日本人ではないんじゃないかと錯覚してる様子がわかります。
次の瞬間・・・・・・

「ふぉあなうぇｇｈ；ｇｈ；えあおｗｓふじこ！」

と喋ってきますので、要注意です。
てか俺は数字と「メイヨウ」しか喋れませんからｗ

Ｔｈｅｒｅ is no soul of a merchant in his mind.

今日はバイトに行くと、ある光景を目にした。

バックルーム（従業員専用の部屋）の通路にお菓子が大量に積んであった。どのくらいかというと、相当大きいダンボール６箱ぐらい。

こんなに積んでどうしたんだろう。お菓子を注文しすぎて、保管しておく棚に入らなかったのかな。・・・と最初は思っていたが、真相は違った。

なんで積んであるのか聞こうと尋ねると、経営者の奥方が重い口を開いた。

大奥「それ、ハイキなのよ・・・」

俺「え？？」

これには自分がペパーダイン大学を卒業していなかったことを調べてみて初めて知ったかのように言った、Ｋ議員ではないが、正直驚いた。

量が尋常じゃない。こんな量をハイキしてしまうのだったら、大損は確実。それも賞味期限が云々とかそういう問題でもないのだ。

なぜこんなことになったのか大奥に聞いてみると、どうやらまたいつものように本部の担当者相手にもめたらしい。

まとめると、うちのビニコンで売れないお菓子が入りすぎていることに、データ解析をして気づいた担当者が、これからは売れ行きが良いお菓子を中心に置いて、あまり売れないのは、数を減らしたり、撤去したりしていこうという提案をしたらしい。そして、在庫が残っているものは半額処分にして、早いとこ片付けようという話にもなったらしい。

これには大奥は賛成で、前々からお菓子の模様替えには興味があったようだった。半額処分にしても、売れないのをずっと残しておいて寿命を迎えるよりは、半額でもいいから売って処分した方がずっといい。半額だったら買う人だって多いはずだし。

しかし、彼は反対なのだ。そう、あの経営者だ。
またしても本部担当者を、「うちの店に余りものを並べる場所などない！」と一喝し、結局ハイキになったらしい。

そんなことをしたら、損をするに決まってるのは誰でもわかる話だ。しかし、彼はそれでも本部に逆らいたいのだ。本部に何でもいいから逆らいたいのだ。この姿勢だけは変えていない。彼は反骨精神を常に顕にしているという意味ではロックかもしれないが、自分の利益を１０９倍くらい棒に振ってまで自尊心を保とうとしているのだろうか？

にもかかわらず、俺たちに「経営状態が良くないんだよ・・・」
とか愚痴らないでほしい。

そりゃ、良くないだろうよｗ

銀行はどこ？

俺はビニコンバイトを始めてから、客に対して口を酸っぱくして言ってきたことがある。

「１万円までしか両替できないんですよ」という言葉だ。

経験ある人も多いと思うが、ビニコンでの両替である。ビニコンで両替をすることは、店にとっては都合が悪いことが多い。もちろんそれに便乗して物を買ってくれたりするのなら、全然話は別だが、今日話題にしたいのは、店に来て両替しかしない奴についてだ。
都合が悪くなるのにも程度があって、どのお金をどのように両替するかによって程度が全く異なってくる。（場合によっては全く都合が悪くならないこともある。両替がすべて悪だとはいってない）

手っ取り早く理解してもらうのに、一番都合が悪いパターンで話をしようと思う。
それは一万円札を千円札にくずしてほしいというパターンだ。これがなぜ都合が悪いのかというと、一万円は唯一お釣りになることができないお金だからである。それと千円札は、小額の買い物を１万円で会計した場合にすぐに大量流出するからである。

どうせ同じ額を持っているのなら、店としては少しでもお釣りに対しての準備があった方が得なのだ。なんせ客がみんな万札で買い物をしたとしたら、相当なお釣りの準備が必要である。俺のバイト先はそこまではいかないにしても、地理的に万コロでのお買い物が多いので、お釣りの準備に対してはかなり注意しなきゃならんのだ。

場所によっては完全に両替を断っている店もある。うちも本当は断りたいけど、ちょっと人柄的に断りにくい人が多いので、最小限での両替は一応やっている。ただし、それも残っているお金と相談して決める。決して数万円を千円札に変えるなんてことはしない。俺の中でのその基準が、１万円なのだ。お釣り準備が明らかに足りないというときは、きっぱり断るしかないが、「できそうかな」と思ったときは、１万円を限度に両替をしている。客はそれ以上の両替を望んでいることもあるのだが、両替に応じてくれたということで、たとえ自分が両替したい額より少なかったとしても、文句を言わない人がほとんどだ。

しかし、中には文句を言う奴もいる。初めにも書いたが、何も買ってないくせにだ。そんな奴らにこの数年間で、幾人と出会ってきた。久々に今日はそんな輩が訪れた・・・。


輩「わりぃ、千円札に両替してくんねえ？（１万円札を２枚出してきた）」

俺「１万円までですけど、よろしいですか？」


輩「ダメ」


俺「他のお客さんにお釣りで返す分もあるので、１万円までしかできないんですよ」


輩「いや、そうじゃなくてよ。いくらできんのよ？今レジにどんくらい入ってんのよ？（身を乗り出して、レジを覗き込んでくる）」


俺「今日は千円札もあまり多くないので、１万円までしか両替できないです。」


輩「いいから２万両替しろよ！」


俺「１万円までしかできません」


輩「ったく、わかったから早くしろや！！ゴルァ」


結局、１万円分のみ千円札に両替してやった。この輩、自分で最後に「早くしろ」とか言ってるくせに、自分が話を長引かせていることに気づいていない。
おとなしく１万円分で納得してればイラつくこともなかったのにね。お互いｗ
あと、最初に「わりぃ」とか言ってるくせに、全然悪いと思ってねえじゃんｗ

だから、俺は言いたい。

銀行へ逝け



もはや繁華街のビニコンはプチ銀行と化している。ＡＴＭが店内に設置され、おまけに業界最大手ビニコンでは、元々の自分の傘下にあった銀行の名前を「セ○ン銀行」という名前に変更してしまった。ビニコンの名前が銀行名にも使われてるんだから、そりゃあビニコンが銀行だと思う人がいてもおかしくねえか～・・・・・・なんて思ってみたけど、黙って朝早起きして銀行に逝って来いという気持ちの方が１０９倍くらい強い今日この頃だ。