このとこ午後3時~4時起床。
10時ごろ(午後)一度睡魔に襲われるのだけど、それをやりすごすと結局ずるずるしてしまう。
夕方おきたら(すでに昨日のはなし)「鬼龍院花子の生涯」をやっていたので、断片的にみる。
以前、地上波でみたことはあるけど、あまり記憶してない。
やくざ映画は、好みでないので、元々はあまり熱心には、みない。
それにしても宮尾登美子は、よくこんな小説かけるなあ。
鬼龍院という名字から、ふと酒鬼薔薇と名乗ったA少年のことを思いだしてしまう。
ぶきみな雰囲気の名字だ。
鬼という漢字のせいだろうけど、こんな名字を思いつく作家や少年も、発想力すごい。
で、夏目雅子が、花子役だというきがしてたが、ちがってたんだあときがつく。
途中みそこなったりしてるので、よくわからないのだが、花子というのは、きりゅういんの実の娘らしいが、夏目雅子役の娘は、血縁関係がないらしい。誰の娘なんだ?
どーでもいいか。
最初のほうは、みてたのだが、そもそも残酷な殺害にまで発展するやくざ(かな?)同士の抗争のきっかけは、土佐犬を喧嘩させて勝負するという娯楽(?)である。
犬を喧嘩させて、負けると頭きて、相手の犬を殺し、それが人間同士の抗争になるのだから、信じられない原因だといえる。(犬やにわとりや牛をけんかさせて見物するゲームなんて、どこがおもしろいんだろ。)
ひとの犬を殺していいわけないけど、なわばり争いや人のものをとったとらないとかで、喧嘩をすることの、大規模が、国同士の戦争になるのか?などと、思った日だった。
★本日の読書。
「彩花へ--「生きる力をありがとう」」
山下京子著
河出書房新社
1998年
定価1200円+税
この本は、先日ブックオフの100均でかったなかの1冊。
あれば読みたいなと思っていたが、わざわざ取り寄せてまでは、読みたいほどではなかったが、先日みかけたので買う。
ご存じ神戸児童殺傷事件のA少年に、ハンマーでなぐり殺された少女の母の手記である。
この少年に殺害されたもうひとりの男の子の父親がかいた手記は、一時100均で沢山でていて(最近はみない)すでに読んでいるが、医師という職業のひでもあり、文もうまくよみごたえがあったのを記憶している。すでに内容は、忘れているけど。
こちらの母親がかいたこれは、娘が、わずか10歳で、消えてしまった心の処理を自分なりに一生懸命あれやこれやとつじつまあわせしようとしている。
一時は、大出血で未熟児でうまれそうになった娘がもちこたえて無事うまれた喜びからはじまって、
あやかの命は、10歳と決まっていた運命だったのかもなどと。
そうでも思わなくては、たえられるものではない。
少年にハンマで、ぶちわられた頭で、生きていることが不思議と医師にいわれながら1週間も生きつづけた娘の生命力に、「生きる力」をおしえられたと母親はかく。
はれあがっていたいたしかった顔が、死の数日前から微笑み顔になったと。
犯人と近い年齢の息子をもつ彼女は、自分もまた、長男を最初はわからず厳しく育てていたと反省し、少年の親を責めるきにもなれないし、少年自身も、そこまでせねばならなかったことが、あわれに思うなどとかいている。
こどもをうみ育てた母親だからこその気持ちだろう。人柄もあるかもしれないが。