眼鏡を修理中にもう一つセカンドメガネを作った。休日用のカジュアルなヤツである。ちょいワルおやじをイメージして、流行の細くてフチのある、今まで身に付けた事のない色を選んでみた。しかし、どう頑張ってみても鏡の前にいるのはただのオッサンである。
朝、いつものように地下鉄に飛び込む。校外学習でもあるのだろうか、その日は子供たちが多く乗り込んでいた。吊革を握る目の前の座席には、中学生らしい少女が二人。何やらヒソヒソ話をしたかと思うと、二人とも立ち上がり「どうぞ座ってください」。
どうやら私に席を譲っているのだろうと気が付くのにそれほど時間はかからなかった。そして朝の冴えてるはずの頭の中に二つの思いが同時によぎった。「いまどき、なんて優しい子供たちなんだろう」「えっ、この私が席を譲られたのか?」。
当然の事であるが後者のデーモンが勝利し、頭の中ではこれまでにない葛藤が渦巻いていた。「まさかこの歳で」「誰か他の人に言ったのか?」「そんなに年寄りに見られたのか」「あの子たち目が悪いんじゃないか」・・・・
席を譲られて断わったら、あの子たちはきっと気分を悪くするだろう。しかし、どうしても素直に腰を降ろせない。洒落たお礼でも言えれば良かったのだが、つい「いえ、全然大丈夫ですよ。座ってください」。後は目を合わさないように本を読み始めた。(かっこ悪)。彼女たちは二人で少し話した後、何事も無かったように座っておしゃべりを始めた。ちょっと後味が悪い。
それにしても動揺は隠せない。三十代で四十肩を患った時以上のショックだった。本を読んでいてもさっぱり頭に入ってこない。その日は会社でも同僚に我が身の災難を告白し、同情して(笑って)もらった。電車で初めて席を譲られた時は誰しもこうなのだろうか。思い悩んでいてもどうしようもない事だが、子供たちにの目には自分が思ったほど若くは映っていないのだろう。いつまでも若いつもりでいても、ちょっと古いオヤジということか。
朝、いつものように地下鉄に飛び込む。校外学習でもあるのだろうか、その日は子供たちが多く乗り込んでいた。吊革を握る目の前の座席には、中学生らしい少女が二人。何やらヒソヒソ話をしたかと思うと、二人とも立ち上がり「どうぞ座ってください」。
どうやら私に席を譲っているのだろうと気が付くのにそれほど時間はかからなかった。そして朝の冴えてるはずの頭の中に二つの思いが同時によぎった。「いまどき、なんて優しい子供たちなんだろう」「えっ、この私が席を譲られたのか?」。
当然の事であるが後者のデーモンが勝利し、頭の中ではこれまでにない葛藤が渦巻いていた。「まさかこの歳で」「誰か他の人に言ったのか?」「そんなに年寄りに見られたのか」「あの子たち目が悪いんじゃないか」・・・・
席を譲られて断わったら、あの子たちはきっと気分を悪くするだろう。しかし、どうしても素直に腰を降ろせない。洒落たお礼でも言えれば良かったのだが、つい「いえ、全然大丈夫ですよ。座ってください」。後は目を合わさないように本を読み始めた。(かっこ悪)。彼女たちは二人で少し話した後、何事も無かったように座っておしゃべりを始めた。ちょっと後味が悪い。
それにしても動揺は隠せない。三十代で四十肩を患った時以上のショックだった。本を読んでいてもさっぱり頭に入ってこない。その日は会社でも同僚に我が身の災難を告白し、同情して(笑って)もらった。電車で初めて席を譲られた時は誰しもこうなのだろうか。思い悩んでいてもどうしようもない事だが、子供たちにの目には自分が思ったほど若くは映っていないのだろう。いつまでも若いつもりでいても、ちょっと古いオヤジということか。
東京では若者は座って寝たふりをします。そのてん女学生はえらい!今時、「女学生」っていっているのはやはりふるいですね。
…その気持ち、お察しします。ウププ!
最近は電車に乗る機会もなく、まして女学生と会話など…。それだけでも羨ましいかも~~
最近は髭も三日おきにしか剃らず髪の毛ボサボサでも気にならず・・・五十肩が似合うようになりました。
新しいパンツにでも替えて見ますか~~何のため?(笑)
私はずいぶん電車に乗っていませんが、電車に乗っていた頃は、明らかに足元がおぼつかない白髪の方にしか譲らないようにしていました。それでも怒られたりして・・・(笑)
>席を譲られて断わったら、あの子たちはきっと気分を悪くするだろう
私がその立場だったら、怒ったかなぁ?冷静にその判断をしたマスターさん、すばらしいです。
席を譲るって結構勇気いりますから。
同い年のマスターさんに席を譲るとは。(笑)
私だったら素直に座っていたりして。
先日、知り合いの高校生に「おばちゃん若いねぇ」って言われましたが
言われた時点でおばちゃんなんだと確信しました。
まだまだ、若いもんには負けん。
おしゃれな眼鏡をかけた素敵なオジサマに興味があって、
声をかけたに違いありません。
その内容が、席を譲るとか譲らないとか、
そういうことは関係ありません。
話したかったのですよ、単純に。
もし、私が席を譲られたら、絶対にそう思うことにします!(笑)
ははは。どこから見てもかっこいいとは思えませんね~。
声をかけられたっていても誘われたわけではないですからね~^_^;
私の場合は座ってしまったら寝たふりする前に熟睡してしまいます。
>パパボンさん....
もしかして経験者ですか?
ふふふ。電車に乗っても女子学生と会話なんてしませんよ^_^;
休日だったら髭も剃らず髪の毛ボサボサは右に同じでございます。
五十肩はまだ未経験ですし、最近パンツも新しくしてませんね。
>うるしのさん....
そうですね。席を譲るってのはずいぶん勇気が要りますよね。お年寄りに席を譲ろうと思った時などは「よしっ」って気合が必要でしたから、あの子たちもずいぶん頑張ったのでしょう。とりあえず怒らなくて良かった^_^;
でも「ありがとう」ぐらい言えれば良かったかな~。
ん~、歳というより風貌が原因なのかな~。
素直に座ってしまえば良かったかもね^_^;
若者から言われる一言って結構グサグサくることもありますが、知らんぷりして若いふりしましょう!我々の時代はこれからだ!(何が?)
>Pさん.....
最近は学校でも電車やバスでの席の譲り合いの指導もあるのでしょうか、電車で席を譲る若い人を見かけます。昔はそんなに居なかったような気がします。そのうち譲ってくれますよ。ホホホ。
ステキなおじい様に見えないように頑張ります。
>morning starさん.....
く~っ!ホントです。そう思わないとやってられません^_^;
きっとあの子たちは・・・・まてよ?中学生といえば私は彼女たちのお父さんと同じ年代なのか?
冷静に考えると、何て声をかけられたが重要なんですよね(T_T)