鼓絆使用楽器
くりぬき胴大太鼓(kurinukido ootaiko)
和光市にある鼓絆M'stの一番奥に鎮座まします..「くり抜き胴大太鼓」
写真の如くかなりの大きさでございまして..
通常のLIVEには登場致しませんが、
大きな舞台等ではかなりの存在感がございます。
まあ..運び出すだけでも一苦労、6人掛かりで
ようやく台から外れるといった塩梅で、
移動にはクレ-ン等も必要とされます。
で、この太鼓は鼓絆の太鼓の基でありまして..
これの中をくり抜いて..大小の太鼓が作られていく訳で..
従いまして鼓絆の太鼓の木目は全て統一されておる訳です。
欅の一本木..生誕はカメルーンでございまして、
それを金沢の太鼓店で買い求めた次第です..
で、この太鼓..木を引き抜く際に、四方1KMの木々は枯れ果ててしまうそうで..
エコどころか..環境破壊の元凶とも申しても過言ではない訳で..
従って此の太鼓を打つ場合は我々もかなりの注意を払いつつ..
失った命を此の太鼓によって甦らせるべく
誠心誠意を持って演奏させて頂いている次第です。
**桶胴太鼓(okedoutaiko)
鼓絆のLIVE STAGE中央にいつもドン!と構えているのが
此の「おけ胴太鼓」です。
前述のくりぬき大太鼓が運搬に一苦労という感じですので、
通常のLIVE HOUSEやSTAGEには此の太鼓が使われる訳です。
御覧の通り朱に塗った桶に皮を付けて縄で締めてある太鼓ですが..
LIVE等に於いて此の縄を締めて皮を張る作業が一苦労(笑)、
西野を中心に鼓絆総掛かりでエイヤッ!と締めて演奏に向かう訳です
しかしながら海外等に於いて此の太鼓は大スター!、
ステージに此の太鼓が登場するやいなやウオー!という歓声と共に
6,000人総立ち大拍手という事もございました。
又ボストンのハートフォードミュージックユニヴァシティーで
パーカッション科の生徒達に太鼓の講議を行なった時に、
「好きな太鼓の前に全員整列!」となった時、
一人を除いて全員此の太鼓の前に並んでしまった..
という経歴も持っております。
いや..おもてになる太鼓ではございます..特に大きな物好きな外国人に(笑)。
おけ胴太鼓
size(cm)
120*120*160 50kg スタンド 148*79*10 11.5kg
尺4尺6宮太鼓(miyataiko)
所謂「前打ち」と呼ばれる方々..鼓絆で申せば西野恵と高橋まこと、
此の両名が舞台最前列で打つのが此の太鼓、通称「宮太鼓」そして「締太鼓」。
組み太鼓においては花形とも言えますし、
太鼓を打ちたいと言えば殆どが此の太鼓をイメージするのではないかと思われます。
あのくりぬき胴大太鼓の中から産まれた訳で、当然木目は一緒、
鼓絆は尺六寸の宮太鼓、そして尺四寸の宮太鼓をそれぞれ2つずつ、
そして脇に置いてある五丁掛け締太鼓を2つ使用しております。
(宮太鼓×2set)size
70*70*75 31kg 65*65*70 24kg
スタンド
46*46*26 3.5kg 44*44*30 3.5kg
五丁掛け締太鼓(shimetaiko)
四丁掛けとか五丁掛けと申しますのは締太鼓の貼った皮の枚数により
5枚重ね合わせてあるのを五丁掛けとか申す訳で
、
宮太鼓の場合通称「前打ち太鼓」とも、
叉簡単に「尺四」とか「尺六」とか呼称する事がございます。
前述のくり抜きや桶胴がおもにリズム(地)を担当するのに対し、
此の宮太鼓や締太鼓はメロディの部分を担当する事が多く、
太鼓の曲等に於いては演奏の花形とも申せましょう。
(締太鼓×2set)
40*40*30 15kg
スタンドヘッド 36*36*32 2kg
スタンド 56*10*10 4kg
相撲太鼓(sumoutaiko)
此れは私が使用しておる相撲太鼓、通称「二丁囃子」
或いは簡素に「すもう」と呼ばれる太鼓でございまして..
由来はあの国技館等から聞こえてくる「ふれ太鼓」
あの音色からこう呼ばれております。
これもくりぬきから取られておる次第で、
高低二つの太鼓を組み合わせてワンセットとなっております。
地とメロディの両方を担当すると申しましょうか、
或時はソロに或時はリズム隊にと
いわば橋渡し的な役割で演奏される事が多く、
主に中音部を担当致します。
(二丁囃子×2)size
40*40*55 17kg スタンド×2 94*46*10
という事で鼓絆の場合、このような形でセッティングされる訳でございます。