どうも、最近は祝日、休日新設や名称変更
連休設置の為のマンデー移動等
昭和生まれには「あれ?今日ってなんで休み?」
そんな感じが増えております
という事で本日は天皇誕生日という事もあり
和太鼓関連の記事をば
#日本最古の和歌について
日本最初の和歌、短歌はスサノヲノミコトが
ヤマタノオロチを退治してクシナダヒメと婚姻する
其のときに詠まれたもので
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
(ヤクモタツ イズモヤエガキツマゴミ二 ヤエガキツクル ソノヤエガキヲ)
と知られております
当時の和歌は文字ではなく
所謂口述体
八重垣を三度繰り返すところに
口語体としての現在の歌詞にも通ずる
韻の形態があったのではと推測されます
又当然「君が代」と同様に
古代ヘブライ語での解釈も関連付けられておりますが
おそらく八重垣(新居)を出雲の国に決めたときに
雲が黙々と湧き出でて
その様子から神が二人を祝福したと捉え
その喜びを詠んだのでしょう
従いまして現在でも
婚姻のおめでたい席や新居浄めの儀等では
結婚を寿ぎこの歌を詠う事もあるようです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/61/60d504193366dcd12909daecd02ed0f3.jpg)
八雲とは雲出ずる処
すなわち出雲大社の枕詞でもあり
本日の話はその八雲に関しての事であります
さて出雲大社の天井壁画にはこの八雲が描かれておりますが
何故かその雲の数は一つ足りない七雲
この由来は大国主の国造りに遡りまして
こんな話が由来となっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/33/e73764ffc34d9f6cf27593c227dbce9c.jpg)
大国主が国造りを完成させその後
高天原の天照大神に国を譲って
天孫降臨の時を迎えるのですが
大国主は妻の少彦名命にこう問いかけました
「私たちが作ったこの国は立派に出来たのだろうか?」
それに対して少彦名命はこう答えました
「出来たところもある、出来なかったところもある」....と
この言葉は「幽深」な言葉だとされ
以後少彦名命は常世の国に赴かれたと言います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8f/27255ca0981571a6c02a6e24763bd477.jpg)
「出来たところもある、出来なかったところもある」
なんともはっきりしない言い回しでありますが
これを文字として受け取り
意味合いから完成されていない中途半端なものと捉えるか
音霊のこもる言葉として捉え口に出し
謙遜、謙譲という日本文化の根幹をなす
即ち幽深と理解するかは大きな分岐点となってまいります
神の世界はその未完成な世界
すなわち残した一雲を
後世に受け継いで行って欲しいと
あえて未完成のまま残しておる訳です
日々太鼓の研鑽に向けて演奏や練習を重ねる訳ですが
勿論完璧な演奏を目指している訳ですが
これで完成したと思った時点で
その演奏は先の無いつまり発展の無い形となってまいります
エンターテイメントに於いては完成形が最上でありますが
こと太鼓の演奏に於いては
八雲といえど八雲に非ず 吉祥七雲に於いて良しとす
あまりにも完成された完璧な演奏を望むばかりに
一雲の余裕さえも失う事のなきよう
常にその気持ちに立ち戻って
演奏に向かってまいる所存です。
# この度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。
6日に発生したトルコ・シリア大地震ですが
死者35000人超
被災者2300万人を超えると予想されるそうです
あの東日本大震災の時真っ先に救援に動いてくれたトルコ
という事で
ここ数日冷える日が続いておりますが
1月2月の厳しい冬もあと僅か
もうすぐ暖かな春に向かってまいります
皆様におかれましても体調管理に気を付けて
御身ご自愛の程をば
吉祥寺岩座にて 萬来 乙