風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

「八日目の蝉」 テレビ放送

2012-06-23 | レビュー
昨年 映画館で見た 「八日目の蝉」。
映画館では 永作ひろみ演ずる 育ての母の気持ちにそって
涙ぐんだ私だが 今日は 井上真央演ずる誘拐された娘の
気持ちにぐんぐん入っていって 二回 涙してしまった。

初めは 小豆島の 製麺所とその離れが近づいた時
育ての親にいかに愛され 幸せな日々だったかを
突然 思い出せた場面。

次は やっぱり ラスト。
昔とった 写真のネガから 育ての親と幼い自分の寄り添う姿が
浮かび上がると同時に 当時の別れの場面を思い出して
井上真央が泣き続けるけど 私もずっと涙が流れて止まらなかった。


ドラマ「Mother」では 芦田まなちゃんが光っていたけど
この映画の この子役は この子でなければはまらないと感じる。
あの服装もいいよね、少しぶかぶかの ある意味ださい服。
下手なようで 自然な あの子の演技。
今日は 井上真央も 好きになったなあ。

小池栄子は 以前は好きではなかったが
この映画で 好きになった。
ところで小池栄子は映画では 猫背でいるけど
きっと。。。胸が大きいので それを隠すためではないかと。
(イメージ的に?)
昔 アグネス・チャンも 胸が大きいのを目立たせないために
猫背で歌っているのだと 何かで読んだ気がする。




この作品をもう一度見て やっぱり感動して
男性というものに腹をたてて
こういう作品は 女性作家だから書けて・・・と
いろいろ思いつつ
今年は映画ではなく カラオケ年にしようと思っていたのに
やっぱり映画館で 大きなスクリーンで鑑賞するのも
ストレス解消になるのかなあ?と 思ったり。。。

そうそう テレビでは ところどころカットされてたけれど
とても大切な場面が カットされていたのは 納得できない。。。

まず 誘拐犯:きわこは 男性が結婚していると知らずにつきあったのだ。
つきあって 愛し合った後で 妻がいるが別れるつもりと聞かされている。
きわこは 決して 妻から男性を奪おうとした女ではない。
また きわこは 何とか言いくるめられて 堕胎してしまうが
結局その後 妊娠できない身体になってしまい。。。
直後 妻がアパートに何度も押しかけ
「あんたなんか 空っぽのがらんどうよ!」
と 小さくなるきわこに どなりつけ 傷つけまくるシーン。
この3点は きわこの心理と立場を鑑賞者が深く知るのに
略してはいけない 場面だと思うんだよな~。

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