小学生の時、学校の図書室で借りた本を読んでの記憶ですが…。
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昔、エコーというおしゃべりな女の子の妖精がいました。エコーはおしゃべりが大好き。ある時、神様の怒りを買い、人が話した言葉を繰り返すことしか出来なくなりました。
さて、エコーは、美少年ナルキッソスに出会い、恋をします。しかし自分の言葉しか真似しないエコーに対し、ナルキッソスは「君なんか嫌いだ、あっち行けよ」と冷たく言います。エコーも「君なんか嫌いだ、あっち行けよ」と泣きながら真似しつつその場から逃げました。
悲しみのあまり、エコーは洞窟の奥深くに隠れ住み、段々やせ細り、とうとう声だけが残りました。それがヤマビコ(エコー)の由来です。
一方ナルキッソスは、ある日泉(池?)を覗いた時、そこに今まで見たこともないような美しい男の子を発見しました。
「お~い、君~。友達になろうよ。」
しかし水の中の男の子は、ナルキッソスの口に合わせて口をパクパクするだけ。ちっとも相手をしてくれません。「それなら」と、ナルキッソスは自ら水の中に飛び込み、男の子に会おうとします。
こうしてナルキッソスは自分の影とも知らずに恋焦がれ、命を落とすことになってしまいました。彼が死んだところに、水仙の花が咲き、いつも水面に映る自分の姿を見つめていました。
「ナルシスト」の語源になった話です。
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ふと思い出して、書きました。
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昔、エコーというおしゃべりな女の子の妖精がいました。エコーはおしゃべりが大好き。ある時、神様の怒りを買い、人が話した言葉を繰り返すことしか出来なくなりました。
さて、エコーは、美少年ナルキッソスに出会い、恋をします。しかし自分の言葉しか真似しないエコーに対し、ナルキッソスは「君なんか嫌いだ、あっち行けよ」と冷たく言います。エコーも「君なんか嫌いだ、あっち行けよ」と泣きながら真似しつつその場から逃げました。
悲しみのあまり、エコーは洞窟の奥深くに隠れ住み、段々やせ細り、とうとう声だけが残りました。それがヤマビコ(エコー)の由来です。
一方ナルキッソスは、ある日泉(池?)を覗いた時、そこに今まで見たこともないような美しい男の子を発見しました。
「お~い、君~。友達になろうよ。」
しかし水の中の男の子は、ナルキッソスの口に合わせて口をパクパクするだけ。ちっとも相手をしてくれません。「それなら」と、ナルキッソスは自ら水の中に飛び込み、男の子に会おうとします。
こうしてナルキッソスは自分の影とも知らずに恋焦がれ、命を落とすことになってしまいました。彼が死んだところに、水仙の花が咲き、いつも水面に映る自分の姿を見つめていました。
「ナルシスト」の語源になった話です。
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ふと思い出して、書きました。
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