風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

神様が養う空の鳥も 母からしたら・・・・?

2004-01-04 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
 この家に仏壇が初めて設置されたのは、父の死後でした。初めのうち、母は、仏壇にあげたご飯を夕方下げては、からからにして、またはそのままで、庭に投げて野の鳥の餌にしていました。雀やヒヨドリ、etc。 昨日ふと見たら、生ごみ入れに仏壇から下げたご飯がそのまま捨てられていました。
 昭和6年生まれの母は、終戦時食べ盛りの14歳でした。戦中も戦後も、お腹一杯食べることがなかなか叶わなかったので、食べ物を大切にします。その母が、どうして?
 尋ねてみたら、鳥も最近はあまり食べないからと。では野の鳥は いったい何を食べているのでしょう? 母曰く、うちの庭の千両や万両だって。(←漢字、合っているでしょうか?) 昔、父がいた頃は、大きなピラカンサという木があって、見事にたくさんの実を生らせていたのですが、それは今は切られてありません。
 この鳥と庭の木の実の話を聞いていて、ふと、聖書の次の言葉が浮かんでしまいました。



      ☆☆☆ マタイの福音書 6章 ☆☆☆

   空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、
   刈り入れもせず、倉に納めることもしません。
   けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていて
   くださるのです。あなたがたは、鳥よりも、
   もっとすぐれたものではありませんか。
   あなたがたのうちだれが、心配したからといって、
   自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。
   なぜ着物のことで心配するのですか。
   野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。
   働きもせず、紡ぎもしません。
   しかし、わたしはあなたがたに言います。
   栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の
   一つほどにも着飾ってはいませんでした。
   きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる
   野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、
   ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。


 
 う~ん…神様。母からしたら、うらめしいみたいですよ。まあ、人家のない地域であれば、確かに野や山の木の実を食べるのでしょうけどね。
 そういえば、今年は申年ですが、最近野生の保護猿が日本列島のあちこちで、人家に下りてきて悪さしてるそうで。とは言っても猿にしてみれば、人が労して作ったものか自然のものかは区別などつくはずもなく。うまく共存できないものでしょうかね。。。

 このあたりは猿こそいませんが、猫に負けず劣らず交通事故の犠牲になっているのが、狸らしいです。
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