古いけれどもまだ使えそうなPCを知り合いに譲るため整備しました。
ONKYOのo'zzio MXA35432SDSという機種です。
CPUは第一世代Core iシリーズの Core i3-540 が搭載されていました。
ちょっと非力なので安くなっていたサーバー向けCPU Xeon X3440に交換しました。
Xeonは日本ではジーオンと呼ぶのが正式な呼び方だそうです。
Xeon X3440はCore i7 860Sとほぼ同じ性能で4コア8スレッドで動作するため、古いといってもそれなりの性能があります。
Core i3-540と違ってグラフィックス機能がないので余っていたグラフィックボードGeForce GT 430 を追加しました。
古くそんなに性能が良いものではありませんが、3Dゲームなどをしないのであれば十分に使えます。
余談ですがグラフィックボードを搭載するとメインメモリをグラフィックス機能に使わなくなるのでメモリの少ないPCでは少し快適になるはずです。
メモリースロットが4本あり、DDR3の1G×2枚と512M×2枚の3GByte実装されていました。
Windows10で使うには少ないので2G×4枚の8GByteにしました。
(DDR3メモリの中古品は本当に安くなっているので助かります。)
ところが、システム情報を見ると実装メモリ8GB(2.91GB使用可能)と表示されており、半分以上使われていないことになっていました。
Windowsが32bit版であればあり得る話ですが64bit版のWindowsです。
こんな話は経験がありません。
検索してみると同じような状況になっている方が結構いるようでした。
Windowsの最大メモリの設定で解消した方もいるようですがこの機種ではだめでした。
状況を確認するためBIOS画面でメモリを確認すると2.91GBしか搭載されていない表示になっていました。
BIOSレベルでおかしいのがWindowsに反映されているように見えました。
そこでメーカーのサポート情報を調べたところ、一つ新しいバージョンのBIOSがダウンロードできるようになっていました。
最新バージョンの説明に「4GBのメモリを装着した場合に起動できなくなる不具合に対応」と書かれていました。
4GBのメモリは使っていないのですが、少なくともメモリ周りのタイミング等を調整してあるのではないかと考え、BIOSのアップデートをしました。
すると、BIOS上でも8192MBと正しい値が表示されるようになりWindowsのシステム情報でも8.00GBと表示され、カッコ書きの「2.91GB使用可能」の表示は出なくなりました。
2.5インチのSSDにWindows10をインストールしてあるので結構快適に使えます。
これで解決と思ったら別の問題が発生しました。
続きは別の記事で紹介します。