色々批判も出ていますが、スピード感があり世間の反応が悪ければ修正しようとする姿勢は好感が持てます。
一貫性がないという見方もありますが、臨機応変に対応しなければならないコロナ禍では仕方がないと思うのは私だけでしょうか。
(18歳以下への10万円給付は公明党が選挙の票集めに言い出したことで公明党を批判すべきです)
これまで岸田総理の会見を見ていてカタカナ言葉を使っていないことが多く、この人は違うと思っていました。
しかし、昨日の佐渡金山の世界遺産登録への取り組みに対する記者会見はがっかりしました。
岸田総理は官僚が用意した原稿を読んでいるだけになっていて「タスクフォース」という言葉を使っていました。
「タスクフォース」って何?
耳にしたことはありましたが意味は知りませんでした。
調べてみるとウィキペディアに「軍隊において任務のために編成される部隊。任務部隊と日本語訳される。 」とありました。
カオナビというところでは「組織内部で緊急性の高い問題の解決や企画の開発などを行うために一時的に構成された組織のことで、特別な役割を一時的に担う、もしくはその一時的役割を担うメンバー全体を指します。 一般的にタスクフォースのメンバーは、組織内の各部署から抜擢によって選出されます。」となっていました。
今回の佐渡金山の会見では「省庁を越えたタスクフォースを組織し」と言っていたので意味としては間違っていませんが、「組織を組織する」ということになり、日本語としてはおかしな表現になります。
また、多くの国民に理解してもらうべき会見で使うべき言葉だったとは思えません。
「臨時の専門組織を作る」というような表現で良いはずです。
これなら私のように英語が苦手な人でも理解できます。
以前から指摘していますが、カタカナ言葉に頼る人は実力のない人で、外国の言葉を持ち出すことで自分が知識があると見せようとする薄っぺらい人のように思ってしまいます。
原稿を作った官僚はそういう人なのでしょう。
岸田総理が自分の言葉で話しているときはカタカナ言葉が少ないと思いますので皆さんも注意して会見を聞いて下さい。
国民に理解を求めるのであれば聞き慣れないカタカナ言葉を使うべきではありません。
他の大臣、政治家、官僚は見習って欲しいものです。
実力のない官僚の原稿を読まされた岸田総理がかわいそうです。
自分の言葉に置き換える時間が無かったのかもしれないですね。