訂正しました 2020.2.19
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡 VLTをVLBI(超長基線電波干渉計:ブラックホールを初めて撮影した)と勘違いして記事を書いていましたので訂正しました。
超大型望遠鏡 VLTは空気の揺らぎによる画像の変化を補正してハッブル宇宙望遠鏡と同等の性能が得られるといわれています。(空気の揺らぎ補正は日本のすばる望遠鏡でも行われています)
晴れた晩に撮影してみました。
11日の夜にSONY のミラーレス一眼α-5000で撮影してみました。
きちんと確認せずに撮影してしまったため、少しピンボケですが、ブログの画面上ではかえって分かり易くなっています。(失敗の言い訳です)
標準のズームレンズで最も広角側の25mmにして絞りF4、露光時間2.5秒で撮影しました。
月が出ていたのと首都圏の街明かりでバックが明るくなっていたためコントラストと明るさを少し調整しています。
やはり暗いですね。
その後の観測も暗くなり続けているようです。
電波望遠鏡の画像に変化あり 光学望遠鏡の画像に変化あり
情報を検索していたら、南米・チリにある ESO(ヨーロッパ南天天文台)の 電波望遠鏡 超大型望遠鏡 VLT(Very Large Telescope)で昨年の1月と12月に撮影したベテルギウスの画像を比較しているYutubeの動画がありました。
Betelgeuse before and after dimming (animated)
This video shows the star Betelgeuse before and after its unprecedente...
YouTube
12月の画像では下側が暗くなっています。
これが現在の減光の原因のようです。
ベテルギウスそのものの活動が変化しているのか、ベテルギウスと地球の間に光を吸収するガスや塵が分布しているのか、というところでしょうか。
後者であれば超新星爆発にはつながらないと思われます。
この画像はアンテナの向きを変えながら電波の強度を測定して得たものですので本来は色はありません。
それでは味気ないので可視光の色を使って表していると思われます。
ですので暗くなっている部分がどんな色をしているのかは本当はわかりません。
光学望遠鏡なので本来の色です。
野辺山の電波望遠鏡が存続の危機に
電波望遠鏡といえば長野県南佐久郡南牧村野辺山にある野辺山宇宙電波観測所が存続の危機に立っているそうです。
詳しくは朝日新聞デジタルのこちらの記事を参照してください。
財政難に苦しむ野辺山宇宙電波観測所のこれから - 立松健一|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
若かりし頃、一時期、仕事の関係で近くに住んでいたので見学に行きました。
時代の流れとともに変わって行くのは仕方のないことですが、かつては研究の最前線だった施設が衰退していくのは寂しいものです。
なんとかなれば良いのですが、運営資金を寄付してくれるようなお金持ちはいないでしょうか。