○平ちゃんという患者さんがいる。
年も もう いっているが、背が高く、おまけに見事なボケ加減だ。
いつも電池の切れたひげ剃りでヒゲをあたっている (つもり)
ハのない櫛で髪をといている (つもり)
でも・・・
声がすごくいいのだ。
~
「○平ちゃん 」と呼ぶと、ものすごく低い声で、『 おう!!』と応える。
だから私はその声を聞きたくて、○平ちゃんを見かけるたびに声をかける。
今日も、看護師のO君の通りかかる前でその部屋をひょいと覗き
「○平ちゃん
」と呼ぶと いつものように『 おう!! 』と応えた。
そして声を掛けられたことなど気にも留めずに、いつものようにヒゲをあたる。
「渋~
」と言いながら擦れ違う私を、目を丸くして見てたO君の顔 
大変面白うございましたデス、はい。

年も もう いっているが、背が高く、おまけに見事なボケ加減だ。
いつも電池の切れたひげ剃りでヒゲをあたっている (つもり)
ハのない櫛で髪をといている (つもり)
でも・・・

声がすごくいいのだ。


「○平ちゃん 」と呼ぶと、ものすごく低い声で、『 おう!!』と応える。
だから私はその声を聞きたくて、○平ちゃんを見かけるたびに声をかける。


























今日も、看護師のO君の通りかかる前でその部屋をひょいと覗き
「○平ちゃん

そして声を掛けられたことなど気にも留めずに、いつものようにヒゲをあたる。
「渋~


大変面白うございましたデス、はい。
