再☆シングル物語

~自分のための記録ブログなので気まぐれです~

映画「永い言い訳」

2016年11月18日 | 映画鑑賞

ずーっと見たくて、
でも時間がなかなか合わなくて行けなくて、
そんな映画が時々あるけど、これもその1つだった。

映画「永い言い訳」にようやく行って来れました

感想が下手だけど、一言で言うと、これまた好きな映画でした

最近ホント邦画が面白い。
邦画の繊細な表現に浸ってしまうと、ハリウッド系の映画が大雑把すぎて楽しめなくなってしまうんだよ
(繊細さが好きになるのは年を取ったという事か?)

とてもエッジが効いてるというのかな(エッジが効いてるという表現が合ってるかもわからないけど)、
切り口が新鮮だなと思った。

妻をバス事故で亡くした男が主人公(本木雅弘・モックン)。

普通の映画なら妻を思ってメソメソと泣く男の話になるものだけど、
この話はラブラブな夫婦だったわけではなく、
というより「妻がバスで事故ってるときに、旦那は若い女と妻のベッドでエッチの最中でした」という状態。

だからこの主人公のキャラは一見、人格的には賛同できない感じになってる。


でも、だからこそ?描き方がリアルだった。
ブラックユーモア入ってるなと思うほど面白くも思えた。

脇役の竹原ピストルさん家族を見て、「こんな旦那さんいいなぁ」と思ってしまったし、
ちゃぷちゃぷローリーの曲が頭から離れないよ(笑)

この映画観た人は絶対に賛同してもらえるはず



結局、主人公が死別後になんであんな時間の使い方をしてたのか?
と考えたときに、
「無意識の懺悔だよね・・・」って思った。


それまでは妻に興味もなく、
どこにバス旅行に行ったのかもわかっておらず、
どんな職場の人と時間を過ごしてるのかもわかっておらず、

でも妻が死んでから、夫はその世界にどっぷり身を置いて行く。

ラストは妻の職場(妻は美容師)の人に髪を切ってもらう。
それは紛れもなく妻を愛おしく思ってるという事だと分かる。

遅かったけど・・・
本当は妻が生きてる時にこそ、それをしなきゃ行けなかったんだろうけど、
でもこの男はある意味これからずーーっと妻を愛するだろうな。
苦しいね、リアルだね

タイトルの「永い言い訳」が「長い言い訳」じゃないのがよくわかる。
この主人公にとっては、その言い訳は永続的になっていくだろうから。



ところでこの映画で流れてるのがヘンデルの「調子のいい鍛冶屋」や「オンブラ・マイ・フ」。

バッハとヘンデルが好きな自分にはそんな部分も好みの映画の1つでした。


ヘンデル
「調子のいい鍛冶屋」


「オンブラ・マイ・フ」






葛城事件(サントラ)

2016年10月27日 | 映画鑑賞

なにげに完成度が高いと思うのです
映画「葛城事件」のサントラ





特に30秒あたりから始まる「prelude No.1」なんかは、
もう葛城一家の場面がパァ~っと思い出されます

全体的にバイオリンの音色が心地よく聴けるので
サントラが欲しいと思うんだけど、
家で聴いてて複雑な気分になったりしないものかと心配にもなる。

でもこうやって全部聴くと「いい曲だなぁ~~」と単純に思うのです








映画「男と女」

2016年10月19日 | 映画鑑賞

恵比寿ガーデンシネマで「男と女」を見て来ました




家にDVDがあって好きな映画なのです、
50年ぶりにスクリーンで観られるというので喜んで行ってきました





曲は絶対に耳にしたことがあるっしょ、という有名な曲。

やっぱりオシャレです。
カメラワークも、アヌークエーメの佇まいも、ひたすらオシャレです。


さっきあらすじを打ってたら全部消えてしまったので、もう疲れて打つのはやめました。

興味のある人は見てみてください。



~~(大雑把なあらすじ)~~

ある女と男の物語。
小さい娘と息子を通して出会った男女。
(男はカーレーサー)

お互い気になりつつも、配偶者の事を気に掛ける。
しかしどっちも配偶者を亡くしてることを知る。
モンテカルロレースで優勝した男をテレビで見た女は、電報で愛してると伝える。
男、喜んで女のもとへ車を走らせる。

ベッドイン。

しかし女は男に抱かれながら亡くなった亭主を思い出してしまう。
楽しかったあんな日々やこんな日々・・・・
どうにもこうにも思い出してしまう。
それに気づいた男。

男「なぜだ?・・・・」
女「夫のせいよ」
男「もう死んだ」
女は首をふる。
そして途中で着替えて電車で帰ってしまう。

まさに天国から地獄である
(見てるこっちが気まずい・・・)

男は 「女はわからない」 と自問自答。

「この前電報くれたのに。きっと変わった亭主だったんだ。そういうのがモテる」
とかなんとか自分に言い聞かせて卑屈になる。

カッコいいカーレーサーがボロボロである。

あー、難しいねぇ男と女は・・・・。

それでもやっぱりそこはフランスなのだろうか
ラストはそれでも男は女の到着を待ち伏せしているのであった
ホームで抱き合ってエンド。


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すごい大雑把に書いてみた

この後、過去に苦しめられながらも 男は女を受け入れ続けるのだろうか?

それとも終わりが来てしまうのだろうか。

うーん。他人事じゃない。








映画「怒り」

2016年10月01日 | 映画鑑賞

友人と映画「怒り」を有楽町で観てきました

個人的な感想として、
今年は「葛城事件」や「シンゴジラ」あたりが自分がハマった上位映画で終わると思ってましたが、

 うわぁぁぁぁーー、こんな映画がまた出てきたーーー  
という感じです。
これ、日にちが経ったらまたリピートしてしまう系統だと思う

しかし疲れた。

疲れるんだけど、重い映画ってそれだけ強いメッセージが込められてたりするので、
私はそこを観に行っちゃうのだろうと思う。




/////////////////// 以下、少しだけネタバレなのか?注意 ////////////////////
     
    ↓
    ↓

予告やタイトルでは、
「まぁ人にはそれぞれ怒りがあるよねー」って感じの
日常の怒りを通して人間を描いていくのかななんて思ってたのですが、
そこはさすが「悪人」の作者&監督さんだけあって、思ったよりズシーン と重いものを心に残してくれました

予備知識ナシで行ったもので・・・

なので当然
「この映画を観ると元気が湧いてくる」という映画じゃなく、
観終わった後に「あの場面」「この場面」を思い出しながら重い気分で数時間を過ごす人もいるかと思います・・・

私も明日仕事なのに、
なんか気分が引きずられてます・・・・・


でもなんでこの映画が響くのかと言えば、
「信頼することって・・・・」「信頼ってなんだろう・・・」と多くの人が感じてるからかもしれない。
そこを突いてきましたね。

「あたなはこの人を信じられますか?(背景が分からないんですよ?)」と常に聞かれてるような気がした。



私なんかそのせいで恋愛が出来なくなってるのだと自覚がある。

幼馴染でもない、
学生時代からのクラスメイトでもない、
会社の同僚でもない、
背景が分からないこの相手を、どこまで信頼できる?(信頼できるはずがない)  」
と思ってる部分が多い。
そういう思考がすぐ来てしまう。

旦那の時のように仕事や同僚が絡んでる出会いじゃない。

パっと出てきた相手を信頼なんか出来るものか・・・・と。



「あなたはその相手を信じちゃうんですね。(そんなだから騙されるんだよ)」
「あなたはその相手を疑ってるんですね。 (ちゃんとした愛情があったのにね)」

この2パターンがあるから難しいんだよなと映画を観ていて思った。

怒りって、自分に対する怒りでもあるんだろうな。


もっと細かいことも書きたいけれど、
そうすると完全にネタバレになってしまうので、今回は辞めておこう・・・・

上手く表現できる自信がないし・・・







映画「シンゴジラ」

2016年09月24日 | 映画鑑賞

先日、なんだかんだで3回目の「シン・ゴジラ」を観に行ってしまった

しかもMX4Dっていうのを選択したのです。

こういうのは初めてだったので、予告の時のアニメで風吹いたり水しぶきが来たりで
会場も「キャーッ」とか「アハハ」という楽しい笑い声が・・・・

でもゴジラではそんなに派手な動きは無かった。

戦車のところで埃っぽい匂いがしてきたり(ゴボウ的な匂い)、
ゴジラの血しぶきのところで水しぶきが飛んで来たりするのはなかなか面白かった。

でももともと会議や作戦を練ってる時間が長い映画なので、
そこで風が吹いたりイスが揺れるのはおかしいわけで、それも想定内だった。


この映画、この 作戦会議のやりとり対ゴジラ  を「面白い」と思うのか「つまらない」と思うのかで
評価が分かれる気がする。
(もちろん私は面白いと思ってるからリピートしてる)


でも友達に、
「ゴジラにハマったー。明日は3回目を観に行く」という話をしてたら
 彼氏が出来たの?    」 と言われ

え?  

3回も観に行くの?  1人で?  」
え?うん・・・・ 

というやり取りがあった。


友達は、私にゴジラを観に行く彼氏が出来て喜ばしいと思ったらしい。

ゴジラってそんなイメージあるのかな???

もしくは
私が1人でゴジラを見るイメージがないのかな