ずーっと見たくて、
でも時間がなかなか合わなくて行けなくて、
そんな映画が時々あるけど、これもその1つだった。
映画「永い言い訳」にようやく行って来れました
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感想が下手だけど、一言で言うと、これまた好きな映画でした
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最近ホント邦画が面白い。
邦画の繊細な表現に浸ってしまうと、ハリウッド系の映画が大雑把すぎて楽しめなくなってしまうんだよ
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(繊細さが好きになるのは年を取ったという事か?)
とてもエッジが効いてるというのかな(エッジが効いてるという表現が合ってるかもわからないけど)、
切り口が新鮮だなと思った。
妻をバス事故で亡くした男が主人公(本木雅弘・モックン)。
普通の映画なら妻を思ってメソメソと泣く男の話になるものだけど、
この話はラブラブな夫婦だったわけではなく、
というより「妻がバスで事故ってるときに、旦那は若い女と妻のベッドでエッチの最中でした」という状態。
だからこの主人公のキャラは一見、人格的には賛同できない感じになってる。
でも、だからこそ?描き方がリアルだった。
ブラックユーモア入ってるなと思うほど面白くも思えた。
脇役の竹原ピストルさん家族を見て、「こんな旦那さんいいなぁ」と思ってしまったし、
ちゃぷちゃぷローリーの曲が頭から離れないよ(笑)
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この映画観た人は絶対に賛同してもらえるはず
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結局、主人公が死別後になんであんな時間の使い方をしてたのか?
と考えたときに、
「無意識の懺悔だよね・・・」って思った。
それまでは妻に興味もなく、
どこにバス旅行に行ったのかもわかっておらず、
どんな職場の人と時間を過ごしてるのかもわかっておらず、
でも妻が死んでから、夫はその世界にどっぷり身を置いて行く。
ラストは妻の職場(妻は美容師)の人に髪を切ってもらう。
それは紛れもなく妻を愛おしく思ってるという事だと分かる。
遅かったけど・・・
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本当は妻が生きてる時にこそ、それをしなきゃ行けなかったんだろうけど、
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でもこの男はある意味これからずーーっと妻を愛するだろうな。
苦しいね、リアルだね
タイトルの「永い言い訳」が「長い言い訳」じゃないのがよくわかる。
この主人公にとっては、その言い訳は永続的になっていくだろうから。
ところでこの映画で流れてるのがヘンデルの「調子のいい鍛冶屋」や「オンブラ・マイ・フ」。
バッハとヘンデルが好きな自分にはそんな部分も好みの映画の1つでした。
ヘンデル
「調子のいい鍛冶屋」
「オンブラ・マイ・フ」