シネマカードのポイントを使って映画を観てきました
「エベレスト 神々の山嶺」です
これはずっと前から楽しみにしてた映画です。
なぜなら簡単に書くと
1.山が好きだから
2.岡田くんが好きだから
3.阿部ちゃんも好きだから
と、こんな感じになります。
(ちなみに原作は読んでないんです)
公開初日に行ってもいいくらいだったのですが、
仕事でてんわやんわしてて余裕がありませんでした
映画の評価もイマイチだったので心配だったのですが、
私の感想としては、 「私は好きな映画だったなぁぁぁぁ」でした。
これ、私が山に惚れてしまってるからなのか(山の写真を見てるだけでワクワクする)
好きなものたちが揃って出ていて感想が甘くなってるのかは、
わかりません
確かに最後のほうで、突然ファンタジーっぽくなったり
ラストの男2人の熱い関係に観客が置いて行かれる部分があるんですが、
「この感じ、かなり原作を詰め込んだんだろうなー」、と感じました。
そのキャラクターの経験なりからくる人生哲学みたいなものを2時間に詰め込むのは難しいだろうなと。
例えば「なぜ山に登るのか」→「俺がここにいるから」みたいな羽生の答えは、
山に登らない人から見ればポカーンになるだろうと思うし、
(登っててもポカーンかもしれないけど)
最後のほうの2人(羽生の遺体と深町)のテレパシーのようなやり取りは
「なんやねん。ワケわからんわー (なぜか関西弁)」になりそうな気がする。
でもエベレストには実際ああいう遺体が転がっていて、登山家の道しるべにもなっている。
だから遺体に応援されるという過酷な状況もあるんだろうなと想像がつく。
私がもし現在、「人生ってなんですか?」と聞かれたら → 「人生は暇つぶしだ」と答えるだろう。
「生きてる意味はなんですか?」と聞かれたら → 「意味などない。生まれたから生きてる」と答える。
「生きがいは何ですか?」と聞かれたら → 「生きがいなど無くていい。生きがいがしっかりある人は、それが無くなったら空虚になるだけ」と答える。
そこだけ聞くと、「いい加減な人だ」「よくわかんない人だな」と呆れられるかもしれない。
しかし、
その回答に至るまでに、夫やら母親やら父親やらが亡くなって、
いろんなことをグルグルと考えて考えて考え続けていたら、そこに辿り着いた感じなのです。
羽生の生きてきた背景や、深町が生きてきた背景をもっとじっくり描いたら
たぶん2時間じゃおさまらないんだろうなと。
そこを補完して観るかどうかは、観客にゆだねられてる感じがする。
(いやいやちゃんと説明してよ、という意見もわかるといっちゃわかる)
私はとーっても原作が読みたくなりました
※ でも山に登る理由って、ほんと説明が出来ない。
引き寄せられるというか、下界を忘れて生きてる実感が味わえるというか。
一眼レフを持ち北アルプスに行ってた時期もあったくらいなのですが、
雪山で20mくらい滑落してからビビっちゃって、
最近は高尾山くらいしか登ってません
今は高尾山でいいです・・・