「お魚かるた」をご存知でしょうか。
前にTVで紹介されていたのを偶然観て探し求めていたんですがあっさり本屋さんで見つけました。
時々ながめてはにやにやじゃないや、にこにこしてしまう面白かるた札です。復刻版のレアかるた一枚一枚に味があります。
東京・築地の魚市場関係者なら(主に年配の方々ですが)皆知っているというかるたです。
箱からして期待で胸が高鳴ります。
昭和10年に築地中央卸売市場が開設され、その翌年「お魚かるた」は魚の知識を普及させるため当時、築地市場の長谷川さんという方が考案なさったそうです。絵札も読み札も全て長谷川さんの手で作られました。作られた5000組は当時の築地の子供たちの間で広まり、魚市場の誰もが知る遊び道具になったんだそうです。
「あんこう大口なんでも食べる」
「初鰹は夏の知らせ」
「ほたるいかの提灯行列」
「お祝いに鯛」
「さわら・さよりは春の魚」
「ロシアの海から鮭と蟹」
「平目は左に目が二つ」
などなど、魚の旬の時期や産地などを学べるようになっています。もちろん、あいうえおじゃなくイロハニホヘト順。時代ですよね。手書きの絵がレトロでむちゃくちゃかわいいです。

句もゴロがよくユーモラスで、とっても覚えやすいと思います。絵や文に関してはシロウトさんだったであろう考案者・長谷川さんのセンスが素晴らしいです。それになるほどーと思うお魚知識が満載で、復刻版の読み札には現代文でお魚についての解説がついています。
ちなみにハジをしのんで言いますが、私は「数の子はにしんの子ども」って札で真実を知りました。。。知らなかったんです。恥ずかしひ。考えたこともなくお正月にこりこりと食していました。。。
この「お魚かるた」戦中戦後の混乱期に散逸してしまい、現存するホンモノは無いであろうと言われてきました。今ではすっかり御立派な魚河岸のおやじさんになった当時のかるたっ子達が数年前、現存するかるたを探してみたところ、仲卸の方のお宅から1セット、ほぼ完全な形で見つかり「お魚かるた」は復刻されたそうです。
考案した長谷川さんは残念ながら、戦中ニューギニアで戦死なさったそうですが、一枚一枚のかるたに、なんだかほかほかするような作者のお人柄とお魚への愛情が感じられます。
今でも築地で働く人々は、子どもの頃、魚の知識を学んだ「お魚かるた」の一言一言を憶えているんですって。時間を越えて皆の中に残ってるってとてもステキだと思いました。
かるたといえば、昔、朝のTV番組で群馬県のオリジナル「上毛かるた」について群馬の人々に街頭インタビューした際、老若男女関係なく
『伊香保温泉』
とレポーターに振られたら次の句を正確に
『日本の名湯!』
と皆さん嬉しそうに?答えていました。お国自慢が皆知ってるフレーズになってるんだーと群馬県民でもないのに楽しい気分になりました。こういうのステキです。
お魚かるた、もちろん友達たちとのアトラクションとして活用していきます。魚ネタも覚えられる可愛らしくてノスタルジックで楽しくて。。ムキになることうけあい。
お気にキャラのいかくん。
TVゲームなども面白いですけど、たまにはアナログゲームも子どもにかえしてくれますね。アナログといえば自前の「ドラえもんとのび太の人生ゲーム」を仲間5人でプレーしたらいい大人が血みどろの戦いに!
ゲームで使う子ども銀行のおもちゃみたいなお金やポイント、あれがまるで本物の紙幣のような扱いになってきてしまうのです。楽しい友との集まりも、欲と陰謀渦巻く残酷道場に変身です。かなり白熱して大盛り上がり。何かで集まる時あのゲーム持って来て~と頼まれます。
このドラちゃんの人生ゲームかなり過酷です。結論言うとしずかちゃんと結婚する!?それともジャイ子!?というギリギリの選択。。
ある意味生きるか死ぬかの残酷ゲーム!?
というわけでやっぱりノスタルジックときたのでこのシリーズをどうぞ。
ちょっとした場所にこんなのがあればいいな、という小さな家具「Ptak」シリーズです。
ちっちゃくて可愛くてしぶーい。
こんなありそうでなさそうなレトロ家具はいかがでしょう。
<カマダイ>
テレビ台からベッドまで、おしゃれな家具がいっぱい! 家具のネットショッピングはこちらからどうぞ♪
COZY ROOM