夏の初めに書こうと思っていた記事ですが、バタバタしているうちにあっという間に月日が過ぎてしまいました💦この夏は日本からもようやく工房見学の方がいらっしゃいました🌻
弦楽器のニスは、楽器の美観だけでなく、下の木材を保護する役割も果たし音色に影響を及ぼすことがあります。
ニスは温度変化に敏感で、極端な暑さでニスが汗をかいたり(触れるとベトつく状態)
天然樹脂を使っているので溶けて柔らかくなったりします。
この汗はほこり、松脂、汚れを引き寄せ、これを取り除くのは専門家のメンテナンスが必要になり完全に修復するのは困難です。
ニスのトラブルを防ぐためにも弦楽器を一定で適度な温度の環境に保つことが必要です。
保管に適した理想的な温度は18℃から26℃(湿度は40%から60%)です。
必要に応じてエアコンや加湿器を使用することが重要です。
直射日光の当たる窓そばや車のトランクに置きっぱなしにするなどは絶対に避けて下さいね。
弦楽器は取り扱いとメンテナンスで何百年と長い寿命を生きることが出来ます。