クレモナ カルテット

春の展示会出展楽器ご紹介します〜バイオリンとビオラ〜

ストラディバリモデル(2023年作)
裏板はバルカン産の一枚板を採用。この材木はその深い音色と耐久性で知られています。
一方、表板にはフィエンメ渓谷産の上質な木材を使用し、その繊細な音響特性が楽器全体の響きを豊かにします。
加えて、パーツにはイタリアのラグジュアリーブランドbogaro&clemente のツゲ
精緻なデザインと職人技を取り入れ、見た目の美しさだけでなく、使用感の良さも追求しました。
 


 
 
装飾バイオリン
職人人生の中で一度は挑戦したい装飾されたバイオリン、ストラディバリウスのサンライズをモデルに作りました。
黒い装飾は黒檀の粉をペースト状にしたものを埋め込んでいます。またパフリング部分のひし形と丸はマンモスの骨です。
装飾楽器は音が出ないのでは?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、装飾が施された部分というのは音質にほとんど影響のない場所が選ばれています。
ネックと横板は音の構成にはほとんど影響がなく、表板・裏板に関しては音の振動の伝わりが弱い所=パフリング部分に装飾が施されています。
 
 
ビオラ43cm
ヴィオラはボディーの長さが39cmから48cmまで比較的自由に選ぶことが出来まだまだ進化し続ける楽器です。大きなヴィオラを作ってくださいというオーダーをもとに、音響面・美的面を併せ持ったストラディバリのビオラ41cmを基に43cmのモデルを作りました。
ボディーが大きくなると音量・音質ともにビオラらしい深みのある響きになります。それを最大限に引き出しつつ、演奏者の立場に立った楽器作りを目指しました。
楽器が大きくなると横板も比例して大きくなるという本来の考えを「音響的には横板の幅が大きくなってもなんら影響も与えない」
と淘汰し、演奏者が弾きやすいように横板をなるべく低くしました。
ネックの部分も持ちやすく弾きやすい楽器を心掛け、大きさを感じさせないような作りに工夫しました。
 
中央公会堂前で楽器紹介のyoutubeのショート動画作りました
 
 
 
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