ベルギータイプ(写真左)とフレンチタイプ(写真右)です。
材料は裏板と同じカエデです。形が違います。写真からもわかるようにベルギータイプは足が長く「のっぽさん」フレンチタイプはどっしりとしていますね。
自分の楽器にこの二つの駒をつけて比較してみました。
~足幅や削り(厚みなど)は、ほぼ同じ条件にしました~
ベルギータイプ:音に力強さがある。声が高めで音の傾向は明るめ。
フレンチタイプ:音が深くクオリティーがいいがリスポンス悪し。
フレンチタイプに可能性を感じました。
リスポンスが悪いのは削って改善できるのでもう少し削ってみることに、その結果パリっと反応が良くなりました。
削りながら音を出してみて面白かったのが、この部分を削るとこの部分の響きが良くなる等、削る駒の場所によって楽器の鳴る反応が変わってくることです。
駒は、その姿形の美しさもから芸術品と常々思っていたのですが、果たす役割は大きいですね。
ベルギータイプはを選ばなかった理由は、私の楽器につけた時に音の層が薄く感じました。もともとフレンチに較べて体積が少ないことが影響しているのかな。
よって今回の楽器にはフレンチタイプをつけることにしました。
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