ニス塗り完成まで待ちきれずにセットアップしました。
新しい命が吹き込まれた白木のビオラが、初めての音響チェックを迎えました。
ニスを塗る前の、白木の状態です。
試奏をお願いしたのは、ギリシャ放送交響楽団 首席ヴィオリスト アルテミウスさん。
彼の手によって、このビオラは初めての旋律を奏で、そのポテンシャルを静かに、しかし力強く示しました。
またアルテミスさんの感性と技術からご指摘を受けて、駒や魂柱など細かいディテールまで仕上げる事が出来、
この未完成の楽器からすでに深みのある温かみを引き出すことに成功しました。
白木のままではありますが、その音色には既にアンドレア・ガルネリモデル独特の魅力が宿っており、完成した時の豊かな響きを予感させます。
まさに新しい楽器の人生が始まる、記念すべき瞬間は近々YouTube動画でお伝えしたいと思います。