イタリアの家でも七段飾りと絵を飾りました。
絵は京都のお雛様です。
お雛様とお内裏様の位置が違うのが京都スタイル。
そして関西では4月3日まで飾っているお家もあります。
文豪谷崎潤一郎の『細雪』にも
『関西の雛の節句は一と月おくれにする習慣』
『新暦の節句から一と月おくれの節句まで、一箇月の期間飾って置こう』
とあります。

うちは終わるとすぐに片付ける派でしたが
かわいいので4月3日まで飾っておこうかな❤
さて、こちらは暖かい日が続いており、
なんと!桜の木につぼみを見つけました。
お花見が楽しみですね。
『花の咲くのを待ち設け、
その時に着る羽織や帯や長襦袢の末にまで、
それとなく心づもりをしている様子』
こちらの四人姉妹も
裏板や弦やテルピースのライン飾りまで
心づもりをしている様子です。


引用:谷崎潤一郎 『細雪』新潮文庫 上巻p.147, 214-215